【メイドインアビス考察】なれ果て村の真実と悲劇の歴史!イルミューイ、ワズキャン、ファクタの運命を徹底解説【ネタバレ注意】

深淵なるアビス。その底知れぬ深界六層「還らずの都」に存在する、奇妙で悲しい村、なれ果て村(通称:イルぶる)

なぜ、そこに暮らす「なれ果て」と呼ばれる住民たちは人間性を保っていられるのでしょうか? そして、この村自体が持つ、あまりにも恐ろしい真実とは一体何なのでしょうか?

この記事では、メイドインアビスの核心に迫るべく、なれ果て村(イルぶる)の恐ろしくも感動的な誕生の秘密と、そこに隠されたガンジャ隊、イルミューイ、そしてファクタたちの壮絶な運命を徹底解説します。

この記事を読めば、なれ果て村の謎がすべて解き明かされ、きっとあなたは「メイドインアビス」をもう一度観たくなるはずです。

⚠️この記事には作品のネタバレが含まれています。ご注意ください。

なれ果て村(イルぶる)とは?アビス深界六層に存在する奇妙な村の概要

まず、なれ果て村の基本的な情報をおさらいしましょう。

なれ果て村(イルぶる)は、大穴「アビス」の深界六層「還らずの都」に位置する、奇妙な集落です。ここに住む住民は、「なれ果て」と呼ばれる人間とは異なる姿をしていますが、驚くべきことに彼らは高い知性を保ち、独自の文化を築いています。

一般的な「なれ果て」が理性を失うのに対し、イルぶるの住民が人間性を保っているのは、作中における大きな謎の一つでした。彼らは一体どのようにしてこの村にたどり着き、なぜこのような姿になったのでしょうか?その答えは、およそ1900年以上昔に遡る、一つの悲劇的な物語の中に隠されています。

1900年以上前の悲劇の始まり:幻の黄金郷を目指した「ガンジャ隊」の冒険

なれ果て村の物語は、リコたちがアビスを冒険するはるか昔、およそ1900年以上前に始まります。当時のアビスがある島はまだ未発見の絶海の孤島であり、後に「オルスカ」という街が築かれることもありませんでした。

その島にたどり着いたのは、「ガンジャ隊」と呼ばれる一団。彼らは故郷に見捨てられた者たちの集まりで、「アビスの深層に黄金郷(当時は「鐘楼」と呼ばれていました)が眠る」という噂を信じ、それを目指してアビスへと足を踏み入れた探検隊です。

ガンジャ隊を構成する主要なメンバーたち

この悲劇の物語の中心となる、ガンジャ隊の主要メンバーたちを紹介しましょう。

  • ワズキャン:ガンジャ隊のリーダー的存在。「神がかりの預言者」と呼ばれ、理屈は分からないが、彼の信じることは必ず当たると言われています。「黄金郷」がオルスカにあることも確信していました。その口調は当時からどこか軽薄で掴みどころがない印象です。
  • ベラフ:誇り高く、真面目で冷静な知性派。軽薄なワズキャンとは対照的な性格で、計算もこなす頭の良さも持ち合わせています。現在のなれ果て村においても「三賢」の一人です。
  • ブエコ:物語の主人公格の一人。子供の頃に引き取られた男に虐待され、子供を産めない体にさせられてしまった悲しい過去を持ちます。元々は臆病な印象ですが、彼女が持っていた「星の羅針盤」がガンジャ隊の道しるべとなるほど重要だったこともあり、三賢の一員となりました。
  • イルミューイ:ガンジャ隊が島で出会い、案内役として同行することになった少女。彼女もまた子供を産めない体であるため、民族の文化によって「呪われた存在」としてアビスへ追放される運命にありました。どことなくファクタに似ている姿も印象的です。

ガンジャ隊はブエコの羅針盤を手掛かりにアビスを降下し、やがて「帰らずの都・鐘楼」にたどり着きます。黄金でできた未知の都市であり、知能を持った「干渉器」たちがいる不思議な場所でした。

当時のアビスは、現在のリコたちが冒険する時代よりも六層が浅い位置にあった可能性も指摘されていますが(これは憶測ですが)、その過酷な環境であることに変わりはありませんでした。

【ネタバレ注意】悲劇の連鎖:水もどきの襲撃と、希望と絶望の「欲望の揺籃」

深層にたどり着いたガンジャ隊をまず襲ったのは、水分の確保という現実的な問題でした。これが、彼らにとってさらなる悲劇の始まりとなります。

ガンジャ隊が飲んでいた水は、実は水ではなく、「水もどき」という生物でした。この水もどきは動物に寄生し、体内で半透明の膜を拡大させる恐ろしい原生生物。これを飲んだガンジャ隊の隊員たちは次々と体調を崩し、下痢や発熱に苦しみます。下痢からは水もどきの卵が出てくるという、想像を絶する状況です。

手足が変形していく者も現れ、治療法は一切見つかりません。それでも生きるためには水分が必要であり、隊員たちは体が蝕まれると分かっていながら、水もどきを飲み続けるしかありませんでした。

ブエコとイルミューイの絆

イルミューイもこの症状に倒れてしまいます。子供を産めない体という不幸な生い立ちを持ち、民族から疎まれて追放されたイルミューイ。そして、自身もまた悲しい過去を持つブエコ。

お互いの境遇を理解し、心の奥底で通じ合う部分があった二人。イルミューイはブエコを母のように慕い、ブエコもまたイルミューイに心の拠り所を感じていました。そんなイルミューイの苦しむ姿に、ブエコは深く心を痛めます。

絶望の中の希望、そしてさらなる悲劇「欲望の揺籃」

なす術もなく次々と倒れていく隊員たち。そんな絶望的な状況の中、ガンジャ隊は「欲望の揺籃」という遺物を発見します。それは「願いを叶える力」を持つとされる遺物でした。

しかし、「欲望の揺籃」は純粋な願いでなければ使用者が逆に取り込まれてしまう危険な代物。欲望にまみれた大人が使うことはできません。そこで、既に会話もできないほど弱っていたイルミューイに、希望を託して揺籃を抱かせます。イルミューイは願いを込め、揺籃を使いました。

すると、イルミューイは元気を取り戻します。しかし、体の変形は残ったままでした。そして、ここからさらなる悲劇が幕を開けるのです。

【ネタバレ注意】奇妙な出産と、究極の選択:ガンジャ隊を襲った悲劇の食人

イルミューイは不自然なほど元気になり、ブエコたちは一安心しますが、その体は異常な変形を続けていました。やがてある夜、イルミューイは大きな悲鳴を発し、ブエコが駆けつけると、彼女はなんと赤ちゃんを産んでいたのです。

しかし、その赤ちゃんは、とても人間とは呼べない異様な姿をしていました。本来、子供を産めない体だったはずのイルミューイが、なぜ?そして、なぜ人間ではない姿で?

赤ちゃんはイルミューイの体に埋め込まれた「欲望の揺籃」から生まれていました。人間ではない姿で生まれたのは、イルミューイが可愛がっていた「宿根」という原生生物の影響ではないかと考えられています。しかし、この最初の赤子も、食べ物を摂取する器官を持たず、翌日には死んでしまいます。

悲劇は止まりません。すぐに二人目、三人目、四人目と、次々に人間ではない姿の赤子が生まれ、そして死んでいきます。イルミューイの体の変形は進み続け、赤子が死ぬたびに泣き叫びます。ブエコは、そんなイルミューイの姿にどうすることもできませんでした。

生きるための究極の選択:ガンジャ隊の食人

ブエコもまた、水もどきの症状が悪化し、病床に伏してしまいます。しかし、ある日、美味しそうな食べ物の匂いで目を覚まします。ワズキャンが言うには、その食べ物のおかげで皆が助かったというのです。

しかし、その食べ物の正体は、イルミューイの産んだ赤子でした。ワズキャンは、イルミューイの赤子を食べることで体調が良くなることを発見したのです。他の隊員たちも、生き延びるためにこの究極の選択を受け入れていました。ベラフでさえ、この事実に心が壊れてしまったほどです。

イルミューイは泣き叫んで止めようとしますが、もはや言葉を失い、悲鳴しか出せません。ワズキャンは、鮮度が重要だとして、まだ生きてる赤子でさえも調理のために取り上げていきました。ブエコは、イルミューイと自分自身をこれ以上地獄から救うため、イルミューイを殺し、自分も死のうと決意します。しかし、ワズキャンに止められ、その望みは叶いませんでした。

この間にも、アビス深層の時間では150年が経過。イルミューイは知性も失い、ただひたすら赤子を産み続け、ガンジャ隊はそれを食しながら生き永らえました。地獄に慣れてしまった隊員たちは、もはやイルミューイの赤子を拒絶することもしなくなっていたのです。

「自分たちが生きていくためには仕方がないんだ」

このワズキャンの言葉には、究極の状況下での悲痛な選択が凝縮されています。

【ネタバレ注意】イルミューイの最後の願い、そして「なれ果て村」の誕生

やがてある日、イルミューイはアビスの中心を目指して移動を始めます。中心にたどり着いたイルミューイは、周囲の原生生物を食べ始め、さらに黄金郷の力を吸い出していきました。

そして、イルミューイは現在の「なれ果て村(イルぶる)」へと変貌を遂げたのです。

そう、あの巨大で奇妙な村そのものが、イルミューイという一人の少女の成れの果てだったのです。驚くべきことに、イルミューイの願いは、子供を産む体になることだけではなかったのです。実は、ワズキャンが2つ目の「欲望の揺籃」をイルミューイに使わせていたとされています。イルミューイは衰弱した体で、その2つ目の願いを抱かせられたのでした。

ガンジャ隊メンバーの永劫の命:なれ果てとしての永続

イルミューイが村となった際、ガンジャ隊の人々を取り込みました。取り込まれた彼らは、それぞれが自身の願う姿に変化し、イルミューイの中で「なれ果て」として永遠に生き続けることができるようになったのです。村ができて150年経った現在も生き続けていますが、彼らは魂だけの存在であり、村の外へ出ることはできません。

ワズキャンは「神がかりの預言者」と呼ばれていました。彼がイルミューイの願いを知っていたのは、その預言の力によるものと考えられます。まるで最初からすべてが仕組まれていたかのような、不気味なほどの符合です。

ブエコは、イルミューイがそんなことを願ったとは信じられず、取り込まれることを拒否しようとしました。しかし、ワズキャンに止められ、結果的に彼女はなれ果ての姿にはならなかったものの、ドグープと呼ばれるイルミューイの意識が集中する場所で幽閉されることになります。

アビスの深層では時間の流れが地上とは異なります。ガンジャ隊がアビスの底を目指したのは1900年以上前ですが、深界六層の時間の流れでは、村ができて150年という認識なのです。

【ネタバレ注意】「不滅の姫君」ファクタの正体と、母イルミューイから受け継いだ宿命

なれ果て村に登場する少女、ファクタ。その愛らしい姿とは裏腹に、彼女は「不滅の姫君」と呼ばれ、途方もない価値を持つ存在とされています。彼女の正体もまた、イルミューイの悲劇と深く結びついています。

実は、ワズキャンは3つ目の「欲望の揺籃」を自身に使おうとしていました。しかし、その揺籃はイルミューイに取り込まれた際に回収され、ワズキャンの願いは失敗に終わります。代わりに、イルミューイはその3つ目の揺籃を使って、ファクタを生んだのです。

それまで生まれてすぐに死んでしまっていた子供たちとは異なり、ファクタは「決して死なないこと」を願われて生まれました。だからこそ、「不滅の姫君」と呼ばれ、ファクタの価値を村そのものであるイルミューイが決めているため、その価値は計り知れないものとなっているのです。

母の恨みを継ぐ者

しかし、ファクタの宿命はそれだけではありません。彼女は生まれ落ちると同時に、母であるイルミューイが抱いていた深い思いを引き継いでいました。それは、自分が生んだたくさんの子供たちを、生き永らえるために食した者たちを決して許さず、「根絶やしにしてやる」という強烈な恨みです。

確かに、イルミューイの受けた仕打ちはあまりに悲惨で残酷であり、恨みを抱くのも無理はありません。しかし、ガンジャ隊もまた、生きるためにやむを得ない選択を迫られていたのも事実です。

ファクタ自身は無邪気な子供ですが、この「母の恨みを晴らす」という思いは、もはや彼女の天命のようなものとなっています。ある意味、悲劇が生んだ「呪い」と言えるでしょう。ブエコはドグープの中で、ずっとそんなファクタの意思を感じ続けています。

これまでファクタは、村と外部の境界である「幕」の内側にいることができませんでした。しかし、物語の展開でその幕が破れてしまったことにより、彼女が外の世界へ、そして村の住民たちへと牙を向ける可能性が出てきました。なれ果て村、そしてブエコたちの運命はどうなってしまうのでしょうか?今後の展開から目が離せません。

【まとめ】メイドインアビスの奥深さ!なれ果て村の物語はU-NEXTで何度でも

今回は、アニメ「メイドインアビス」の深淵なる物語の核心、「なれ果て村(イルぶる)」の成り立ちについて深掘りしました。

一人の少女イルミューイの悲劇的な運命、ガンジャ隊が直面した究極の選択、そして「欲望の揺籃」がもたらした希望と絶望。そのすべてが絡み合い、あの奇妙で美しい村が誕生した背景には、想像を絶する残酷さと、それでも残る愛と絆の物語がありました。

この物語を知ることで、あなたはきっと「メイドインアビス」という作品の奥深さと、登場人物たちの葛藤に、より一層心を揺さぶられることでしょう。

なれ果て村の壮絶な歴史と、その後の物語を、あなた自身の目で確かめてみませんか?

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