皆さん、『機動戦士ガンダム ジークアクス』第2話、ご覧になりましたか? 初代ガンダムのオマージュが散りばめられつつも、その裏で巧妙に歴史が改変されている様子に、思わず唸ってしまった方も多いのではないでしょうか。
今回は、YouTubeチャンネル「ジャパンS-FI」のサックさんの詳細な解説を元に、『機動戦士ガンダム ジークアクス』第2話がさらに楽しくなる、様々な小ネタ、元ネタ、そして初代『機動戦士ガンダム』の世界線との比較を徹底的に解説していきます! ネタバレは放送された第2話までですが、一部劇場版パンフレット特典の安野脚本に記載された情報も含めて深掘りしていきますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
サイド7潜入作戦:驚きの再現度と、シャアの思惑
第2話冒頭のサイド7潜入シーンは、初代ガンダムの衝撃的な展開を彷彿とさせるものでしたね。シャア、デニム、スレンダーの3人が登場しましたが、初代ではシャアは艦に残り、デニム、ジーン、スレンダーの編成でした。しかし、『ジークアクス』では、シャア自らが出撃し、陣頭指揮を執っているのが大きな違いです。
特に驚かされたのは、ザクがコロニーに侵入する一連のカット。これがもう、完全に初代と同じなんですよ! シャアがジーンに差し替わっているだけで、作戦自体は全く同じ。3機のザクが外壁に取り付き、ハッチをこじ開け、作業用アームにぶつかったパーツが宇宙に飛び出す……。スレンダーがシャアから待機命令を受け、2機のザクが内部へ降下する流れ、そして最後に鳥が飛び立つ演出まで、細部に至るまで忠実に再現されていました。
初代ではジーンが手柄を焦り暴走しましたが、『ジークアクス』ではシャアが「私がミスミス手柄を逃すような男だと思うか?」と応じるなど、シャアの有能さと先見性が際立っていましたね。ガンキャノンのパーツ破壊や、発砲者がジーンからデニムに変わるなど、細かな違いが経験の差として描かれているのも見どころです。ある兵士の運命だけは世界線が変わっても変わらなかった、という皮肉めいた演出もニヤリとさせられます。
白いガンダムの起動:細部に宿る「違い」
いよいよ白いガンダムの起動シーン。初代ガンダムではトレーラーに寝そべっていましたが、『ジークアクス』では斜めに傾いている状態でした。これはパンフレットで明かされた裏設定で、背後にコアファイターを装備しているため、元々寝そべることができない設計だったからなんですね。しかし、安野氏が「ガンダムは寝転んでないとダメだ」と言ったため、無理やり横たわらせたというエピソードも興味深いです。
起動時の胸から排出される謎の蒸気も、安野氏のこだわりで再現されたとのこと。そして、細かな違いとしてガンダムの頭部の動きがあります。『ジークアクス』では頭部が「十」の字状になっており、顎(アゴ)の部分が固定され、「十」の字の横棒部分だけが動きます。一方、初代ガンダムは頭全体が上下に動きます。さらに、コックピットへの乗り込み方も、初代アムロは頭部から、シャアは脚部からアプローチと、左右が逆になっているのも心憎い演出です。
ガンダムのUIも注目ポイント。初代では紙のマニュアルを確認していましたが、『ジークアクス』ではペーパーレス化が進んだディスプレイに。バルカン砲が「ロータリーオートキャノン」、センサーが「コンポジットセンサー」、メインカメラが「メインオプティカルMPC」、そして顎が「サブカメラ」という名称に変わっているのも、この世界独自の解釈ですね。マックス装填されているのに速攻で玉切れするバルカン砲は、アムロもシャアも同じ運命を辿るというのも面白いです。UIのエネルギーゲインが1本から4本になっているなど、細かいアレンジにも注目です。
操縦システムと技術流出の示唆
シャアがガンダムの操縦方法に驚くシーンも印象的でした。ジオ軍のAMC(アクティブ・ミッション・コントロール)がゲームのような操作方法なのに対し、連邦軍のガンダムはICN(インファレンス・コントロール・ナビゲーション)という教育型コンピューターを採用。操縦者に合わせて動きが変化し、プレイすればするほど強くなるという設定は、まさにガンダムの進化を感じさせます。シャアがその違いを一瞬で見抜くのはさすがですね。
さらに、ガンダムのオートバランサー技術がザクと同じだとシャアが発言する点も見逃せません。これは、『ジークアクス』のガンダムがザクベースで作られており、ザクの技術が連邦に流出していることを示唆しています。ジオニックの技術者が連邦に亡命している可能性も考えられますね。だからこそ、外見が初代と異なり、より工業的で曲線的なデザインになっているのかもしれません。
主要キャラクターの運命と歴史の変遷
サイド7襲撃では、初代と異なりシャアとデニムが目標を絞って襲撃したため、正規パイロットの一部が生き残り、ガンキャノンが出撃してきました。このガンキャノンのビーム攻撃は試作機ゆえの連射不能という弱点がありましたが、その威力は絶大。しかし、シャアはむやみに撃破すればコロニーに穴が開くと見越していたようです。
シャアがガンキャノンを倒す際に使用したビームサーベルの動きは、アムロがデニムのザクを倒した際の動きと左右反転で同じでしたね。乗り込み方から操縦まで、アムロとシャアが対(つい)の関係にあるという演出が光ります。
テムレイとパオロ艦長
サイド7には、初代にも登場するキャラクターがいました。ガンダム技術開発者のテムレイは、シャアにガンダムを奪われるのを数分間に合わず目撃。初代ではザクの爆発で宇宙に吸い出されましたが、『ジークアクス』ではシャアが綺麗にガンキャノンを撃破したため、コロニーに残っている可能性が高そうです。V作戦データを求めるシャアたちが、技術者としてテムレイをジオに招き入れた可能性もありますが、削除脚本では「ジオに殺された」という衝撃の展開も示唆されており、彼の運命は依然として不明です。
パオロ・カシアス艦長もまた、運命が大きく変わりました。本来なら重症を負いながらクルーを導く存在でしたが、『ジークアクス』ではシャアがブリッジにビームサーベルを叩き込み、あっけなく死亡。初代同様、この時のブリッジにはブライトの姿は確認できず、ブライトやミライといった避難民は生き残っていると考えられます。
ゼロヒットガンダムとの激闘:アムロの影
ワッケイン艦隊のゼロヒットガンダムと白いガンダムの戦闘も、見どころ満載でした。ゼロヒットガンダムのバズーカは時間差攻撃や、爆風の中から突っ込んでくるテクニックなど、相当な腕前。シャアと木馬を一直線上に並べ、データ漏洩の阻止を狙うなど、パイロットの頭脳戦も繰り広げられました。シャアも180°回転バルカンや、バルカンで牽制しつつビームライフルを打ち込む高等テクニックで応戦。近距離ビームライフルをローリング回避するゼロヒットガンダムのパイロットは、フラナガン博士が光速ビームを避けるシャアをニュータイプ認定したことを考えると、ニュータイプだったのかもしれません。
シャアのタックルや「シャアキック」と呼ばれる蹴り技は、初代でシャアのザクがアムロのガンダムに行った攻撃そのもの。ここでの攻防も、またしても左右対称の演出がされており、ゼロヒットガンダムのパイロットが、初代小説版のように軍に属していたアムロである可能性すら感じさせます。連邦に鹵獲された黄色ザクをシャアが射撃するシーンも、初代でアムロがスレンダーザクを射撃した場面と同じ演出でしたね。
削除された安野脚本では、シャアがワッケイン艦隊に戦闘を挑み、白いガンダムのビームライフルが一撃でマゼランを沈める描写があったようです。さらに、ゼロヒットガンダムが鹵獲され、ジオのモビルスーツ開発の内緒にされる運命を辿るという、映像版ではカットされた衝撃的な展開も存在しました。
白いガンダムから赤いガンダムへ、そして歴史の変化
映画版では白いガンダムは赤いガンダムへと即時換装されましたが、安野脚本ではさらに様々な展開が描かれていました。ドズルによって赤く塗装され、「ジオの赤い悪魔」と称されるシーンや、ドズルがシャアにガルマの捜索を依頼するも、シャアがガルマをキシリアに売り飛ばし、ドズルからの信用を失う、という初代ガルマの末路を彷彿とさせる下りも存在しました。ガルマは死亡しないものの、恋人と家族がひどい目に遭うなど、より陰惨な描写があったようです。
初代では運命に翻弄されたシャアが、ジークアクスでは計算ずくで運命を選択しているという、絶妙な違いが重要ですね。
オデッサ作戦とモビルスーツ開発
安野脚本ではオデッサ作戦も収録されており、ジオ側は初代と同じく敗北するものの、より有利な形で敗北しています。マ・クベ率いる部隊が戦略的に撤退し、鉱物資源を温存する描写がありました。この戦いでシャアはニュータイプ能力を発揮し、フラナガン博士からニュータイプ認定を受けています。
この歴史分岐が最も大きな影響を与えたのは、連邦のRGM-79ジムの開発でしょう。初代ではガンダムの戦闘データを使用して量産されていましたが、『ジークアクス』ではガンダムが奪われたことでデータフィードバックができず、量産体制が整わなかったと考えられます。その代わりに、K-Kinoon(K-キャノン)というルナチタニウム合金製の高コストながら耐久性の高いモビルスーツが生産されました。
一方、ジオではガンダムを手に入れたことでジオニックのゲルググ開発が中止され、簡易モビルスーツ(ジムタイプ)の量産が承認されます。従来タイプのザクやドムに加え、簡易ガンダムに開発を絞ることで、ジオンの勝利につながったと考えられます。また、ギレンが行ったビグ・ザムなどのモビルアーマー量産計画も重要で、モビルスーツではなくモビルアーマーによる戦力拡大を狙っていたという、ギレンとキシリアの対立構造が描かれています。
シャリア・ブルの新たな役割とニュータイプの未来
シャリア・ブルもまた、初代とは異なる描かれ方がされていました。彼は初代ではニュータイプとしての高い能力と誠実さを持ちながら、ギレンとキシリアの勢力争いに翻弄され、アムロとの交戦の末に戦死しました。
しかし、『ジークアクス』ではララァがまだ登場しておらず、シャアがシャリアの力を必要としていたため、二人はきちんと向き合って会話することができました。シャアはザビ家の打倒に加え、「ニュータイプ全体の平和」というビジョンを語り、ニュータイプを単なる戦争の道具として終わらせず、彼らが導く新たな世界の可能性を提示します。シャリアもその理念に共感することになり、二人の関係性は初代とは大きく変化しました。
そして白いガンダムは赤いガンダムに塗装され、その最大の特徴であるサイコミュ兵器「アルファミュ」が搭載されます。これはミノフスキー粒子を逆利用して遠隔操作を可能にする凶悪な兵器です。本来ララァが乗るはずだったモビルアーマー「エルメス」の開発が中止になったことが示唆されており、ララァの運命にも大きな影響を与えそうです。
ここまで読んでみて、『機動戦士ガンダム ジークアクス』の奥深さ、そして初代ガンダムとの対比の面白さに、もっともっとのめり込みたくなっていませんか?
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まとめ:『ジークアクス』が描く新たな宇宙世紀の物語
『機動戦士ガンダム ジークアクス』第2話は、初代ガンダムへの膨大なオマージュと、大胆な歴史改変が織りなす、まさに衝撃の展開でしたね。特に、劇場版で衝撃を与えた「ビギニング」が中心となり、ガンダムを知っている人ほど深く刺さるネタが多かったのではないでしょうか。
シャリア・ブルやシャア、そして歴史の裏側で進行するモビルスーツ開発競争。ギレンとキシリアの対立など、重要人物や設定が次々と提示され、これから物語がどう動いていくのか期待が高まります。
急展開のラスト、ソロモン落としとゼクノバ現象など、語られなかった部分も多く、今後のエピソードで詳細が明かされるのが楽しみですね。まだ『ジークアクス』をご覧になっていない方も、初代ガンダムとの比較という視点で見ると、より深く作品を楽しめるはずです。
この壮大な宇宙世紀の物語を、ぜひあなたの目で確かめてみてくださいね。
