【この記事には作品のネタバレが含まれています。ご注意ください。】
映画史に名を刻むSFアクションの金字塔『ターミネーター2』。T-800の「Hasta la vista, baby」という名台詞は、多くの人の心に深く刻まれていますよね。
実はこのセリフ、スペイン語で「さようなら」を意味し、スペイン版では「さよならベイビー、さよならベイビー」と訳されたという、ちょっとした小ネタがあるのをご存知でしたか?
1991年の公開から30年以上経った今もなお、その革新的な映像技術と心揺さぶるストーリーでファンを魅了し続ける本作。
しかし、この名作の裏側には、想像を絶する役者たちの努力、当時としては常識外れだった撮影技術、そして数々のハプニングや驚きのエピソードが隠されています。この記事を読めば、『ターミネーター2』が100倍面白くなること間違いなし!
さあ、T2の世界をさらに深く掘り下げていきましょう。
サイボーグは実在した!?役者たちの驚異の役作りと肉体改造
『ターミネーター2』のリアリティを追求するため、役者たちがどれほど過酷なトレーニングを積んだかご存知でしょうか。彼らの肉体は、まさに作品の世界観そのものを表現していました。
T-1000 ロバート・パトリック:疲れを見せない高速ランニングの秘密
液状金属のサイボーグ、T-1000を演じたロバート・パトリック。彼の高速で追いかけてくる姿は、まさに機械そのものの冷酷さを感じさせました。
この迫力を生み出すため、パトリックは疲労を顔に出さずに高速で走れるよう、鼻だけで呼吸しながら走るという厳しいトレーニングを積んだそうです。その結果、バイクに乗るジョン・コナー役のエドワード・ファーロングが、実際にパトリックに追いかけられた際に「本当に怖かった」と証言するほどのリアリティが生まれたのです。撮影時には、距離を維持するためにわざとゆっくり走っていたというから驚きですね。
サラ・コナー リンダ・ハミルトン:元特殊部隊仕込みの壮絶トレーニング
シリーズ1作目ではか弱い女性だったサラ・コナー。しかし、『ターミネーター2』では戦士へと変貌を遂げました。この変化を表現するため、リンダ・ハミルトンは撮影前の13週間にわたり、元イスラエル軍特殊部隊のインストラクターから武器訓練、柔道を含む身体訓練を受けました。
撮影中も厳しい食事制限を維持し、なんと5キロも痩せたとのこと。その鍛え上げられた肉体と精神力は、元ボディビルダーのアーノルド・シュワルツェネッガーでさえ感心するほどだったそうです。
ジョン・コナー エドワード・ファーロング:撮影期間8ヶ月の成長と苦悩
未来のリーダー、ジョン・コナーを演じたエドワード・ファーロングは、撮影当時まだ少年でした。
映画の撮影期間が約8ヶ月と長期にわたったため、彼の成長が著しく、一番最初に撮った砂漠のシーンと他のシーンを比べると、その違いがはっきりと見て取れます。声変わりも始まっており、スタッフはすべてのセリフにピッチ調整を施したそうです。
さらに、制作スケジュールの後半に撮影されたあるシーンでは、リンダ・ハミルトンとの身長差の違和感を隠すために、エドワードが立つ地面に穴を開けて撮影するという工夫までされていました。こうした細やかな配慮が、作品の連続性を保っていたのです。
ハリウッドを震撼させた技術革新!驚異の特殊効果と撮影秘話
【ここから作品の核心に触れるネタバレが含まれます。ご注意ください。】
『ターミネーター2』は、当時まだ黎明期だったCG技術を大胆に導入し、その後の映画界に計り知れない影響を与えました。革新的な特殊効果と、それを実現するためのアナログな工夫の数々をご紹介します。
CGの黎明期を支えたT-1000の変形と破壊シーン
液状金属で自在に変形するT-1000は、まさにCG技術の可能性を世界に示したキャラクターです。
- ショットガンで頭が二等分になるシーンでは、実は頭が打たれる前から破れる準備がされた特殊な模型に火薬を仕込み爆発させていました。
- 破壊されたT-1000が修復されるシーンは、当時の最先端CG技術によって生み出されました。
- 液体窒素を浴びて氷漬けとなるシーンでは、パトリック本人ではなく、手足のない人物が出演し、壊れる手足は精巧な小道具を使用。
- 凍ったT-1000が修復されるシーンは、凍った水銀をホットプレートの上で溶かし、結合させるという斬新な手法で撮影されました。
- その後のバラバラになった破片が再結合する場面では、CGとアルミ箔でぐるぐる巻きにしたエキストラを組み合わせて撮影されたといいます。
伝説的アクションシーンの裏側:T-800の銃回しとバイクチェイス
迫力満点のアクションシーンも、多くの工夫と役者の苦労の賜物でした。
- T-800が片手で銃を回す、あの象徴的なシーン。実はこれは合成技術によるものでした。アーノルド・シュワルツェネッガー自身も、このアクションシーンが一番大変だったと語っています。小道具の銃はかなり重く、手袋も禁止だったため、摩擦で皮膚が剥がれるほどの痛みに耐えながら何度も練習したそうです。
- ジョン・コナーがバイクで逃走するシーンでは、後ろ姿や派手なアクションはスタントマンが担当し、ジョンが前を向いているカットでは、前のトラックに乗って実際に運転しているように見せていました。
- T-1000が大型トラックでジョンたちを追跡するシーン。現場に到着した監督が愕然としたのは、用意したトラックがトンネルの高さ制限で通れないことでした。そこで監督は悩んだ末、トラックの上部をぶっ壊すという大胆な決断を下し、あの迫力あるシーンが誕生しました。
- しかし、このトラックシーンには監督自身が「一番目立って目障りなミス」と語る部分があります。トラックが落ちる際にガラスが外れますが、次のシーンでは何事もなかったかのようにガラスが元に戻っているのです。何度も見返して確認したくなりますね。
迫真の破壊描写:核爆発、ビル爆破、溶鉱炉セットのリアリティ
視覚効果のインパクトも『ターミネーター2』の魅力の一つです。
- サラ・コナーの夢に出てくる核爆発で都市が破壊されるシーンは、ミニチュアセットにエアガンを使って撮影されました。遊び場で遊んでいた子供たちも、同じくミニチュアセットと特殊な撮影方法で表現されています。
- ビルが爆発するシーンは、なんと本物の借りた建物です。所有者は「面白そうだから貸します」と快諾したとか。もともと2階建てだった建物を撮影用に臨時で3階建てにし、爆発の日には周辺に11台のカメラを設置。多くの人が花火見物のような雰囲気で集まったそうです。
- クライマックスの溶鉱炉セットは、廃業した製鉄所を借りて撮影されました。溶けた銅の代わりに、砂糖や様々な添加物を混ぜた人工物質を使用。これがリアルすぎたため、近くに住む人々は「廃業した製鉄所が再開したのか?」と勘違いするほどだったとか。この物質は粘性が高く、維持するために低温に保つ必要があったため、赤い照明で熱く見えますが、実際はとても寒かったそうです。
まさかのハプニングと驚愕の制作費!T2の知られざる裏側
作品の壮大さに比例して、制作費や役者のギャラも破格でした。そして、意外な裏話やハプニングも。
高額すぎるギャラとまさかの「カンニング」:アーノルド・シュワルツェネッガー
- アーノルド・シュワルツェネッガーが受け取ったギャラは、なんと22億円。そして彼のセリフはわずか700単語でした。つまり、一単語あたり約300万円という計算になります。あの名台詞「Hasta la vista, baby」だけで1800万円!もちろん演技はセリフを言うだけではないので、彼はその価値を十分に発揮しました。
- さらにアーノルドはギャラとは別に、プロデューサーから中古のガルフストリーム3(約20億円相当)をもらったそうです。桁違いのスケールですね。
- セリフが短かったせいか、久しぶりに長いセリフを言う車のシーンでは、アーノルドが台本を車の前に貼ってカンニングしていたという微笑ましいエピソードも。監督はむしろ「それがターミネーターらしくて良かった」とインタビューで語っています。
ジェームズ・キャメロン監督のこだわりと伝説の記録
- 本作の監督を務めたジェームズ・キャメロンも、7億円の監督料を受け取ったとされています。
- 『ターミネーター2』は、グローバル興行収入で3億ドル(約440億円)を突破した最初の映画であり、その記録はハリウッドの歴史に深く刻まれました。
- T-800の義手は、装着に5時間、外すのに1時間かかったそうです。細部へのこだわりが尋常ではありません。
- キャメロン監督は、作中のSWATチームの作戦シーンをよりリアルにするため、本物のSWATチームから助言を求め、リーダーを除いた実際のSWAT隊員を雇って撮影したといいます。
思わずニヤリ?撮影現場の微笑ましいエピソード
- 冒頭のT-800のバーでの裸シーン。この時、アーノルドは本当に裸ではなく、短パンを履いて撮影していました。このバーはLAにあるお店を再現して作られましたが、撮影現場を通りかかった女性通行人が、本物のバイカーバーと勘違いして迷い込んでしまったそう。短パン姿のアーノルドを見て「どうしたの?」と尋ねると、アーノルドは「ストリッパーのヨーダだよ」とユーモアたっぷりに答えたとか。
- ゲームセンターのシーンは、開いている店にゲーム機を入れて作ったセットでした。撮影用だったのでコインを入れなくてもゲームができ、エドワード・ファーロングは「無限にできるのが好きだった」と語っています。彼だけでなく、スタッフも撮影の合間に存分に楽しんでいたそうですよ。
- T-1000が警察官に変身するシーンや、ラストでサラ・コナーに化けるシーンでは、CGや模型だけでなく、それぞれ警察官役のエキストラの双子や、リンダ・ハミルトンの双子の姉妹が演じることで、よりリアルな変身シーンを作り上げていました。
- エレベーターでの銃撃シーンでは、火薬の音が本物で、スタッフや俳優は皆耳栓をしていましたが、リンダ・ハミルトンはテイク間の休憩後、耳栓をつけ忘れ、片耳に恒久的な聴力障害を負ってしまったそうです。その壮絶なエピソードは、彼女がサラ・コナーという役をどれほど真剣に演じていたかを物語っています。
- また、1作目では完全に悪役だったT-800が、2作目では主人公たちの味方になるという設定。監督はこれを隠すため、映画の宣伝ではジョンとT-800を一緒に見せることを避けたそうです。当時の観客は、物語の展開にさぞ驚いたことでしょう。
- アーノルドとそっくりな模型が作られ、これはSWATチームとの銃撃戦で使われました。本人もびっくりするほどの出来栄えだったそうです。
まとめ:『ターミネーター2』をもう一度観たくなる!
いかがでしたでしょうか? 『ターミネーター2』が持つ魅力は、単なるSFアクション映画としてだけでなく、その制作過程に隠された数々のドラマや、当時の常識を覆す革新的な挑戦にあったことがお分かりいただけたかと思います。
この記事を読んで、あの迫力満点のアクションシーンや、キャラクターたちの細やかな表情の裏に、どれほどの努力と技術、そしてユーモアが込められていたのかを知り、「もう一度観て、細部まで確認したい!」と思われたのではないでしょうか?
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この記事を読んだあなたへ:T2の世界をさらに深く楽しむために
『ターミネーター2』は、ただのアクション映画ではありません。未来の希望、人間と機械の関係性、そして家族の愛を描いた壮大な物語です。この記事で紹介した小ネタや裏話を頭に入れながら作品を再視聴すれば、きっとこれまで見落としていた細かな演出や、役者たちの深い演技に気づくことができるでしょう。
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