大人気漫画・アニメ『怪獣8号』は、その熱いバトルシーンや個性豊かなキャラクターが多くのファンを魅了していますよね。しかし、物語の根幹には、いまだ多くの謎が隠されています。
その中でも特に読者の間で熱い議論が交わされているのが、主人公・日比野カフカを怪獣8号へと変貌させた謎の小型怪獣、通称「見つけた」の正体と目的です。
今回は、この「見つけた」にまつわる8つの有力な考察を、原作の描写と照らし合わせながら深掘りしていきます。物語をさらに面白くするヒントが隠されているかもしれません。この記事にはネタバレを多く含みますので、まだ原作を読んでいない方やアニメ視聴途中の方はご注意ください。
「見つけた」とは? 物語の始まりを告げた謎の存在
まずは、物語の始まりとなった「見つけた」について簡単におさらいしましょう。
「見つけた」は、カフカが怪獣の襲撃に巻き込まれ病院に運ばれた際、突如として彼の前に現れた小型の虫のような怪獣です。その小ささから最初は誰も正体を掴めませんでしたが、カフカに対して言葉を発したことから、ファンの間で「見つけた」と呼ばれるようになりました。
この小型怪獣がカフカの口から侵入すると、彼はすぐに怪獣化。最初は自身の意思とは関係なく暴走し、周囲をパニックに陥れます。この出来事こそが、カフカが人類の希望「怪獣8号」として覚醒し、物語が幕を開けるきっかけとなったのです。
それでは、この謎多き「見つけた」にまつわる8つの考察を見ていきましょう。
【考察1】未来の日比野カフカが「見つけた」を送り込んだ説
最も多くの読者が支持する考察の一つが、「見つけた」は未来の日比野カフカによって過去に送り込まれた、という説です。
目的は怪獣の殲滅!?
「見つけた」は、カフカの肉体を本格的に支配し始めた際、閉じ込めたカフカに対して「怪獣殺す」とはっきりと発言しました。この強い殺意は、怪獣殲滅という目的があることを示唆しています。
「見つけた」は言葉を話し、人に寄生するという怪獣9号に似た性質を持っていることから、怪獣9号が生み出した怪獣だと考えることもできます。しかし、怪獣に強い殺意を持つ点が決定的に異なります。
この矛盾を解消するのが、「未来のカフカからの派遣説」です。今後、防衛隊は怪獣9号討伐に苦戦し、その中で未来のカフカが自らの体から「見つけた」(怪獣8号の本体)を切り離し、過去の自分へと送ったのではないか、というのです。
怪獣9号が人を吸収し、その強さや記憶を取り込むように、「見つけた」もカフカから切り離される際に、カフカの意識や「怪獣を絶対に殲滅したい」という強い思いを取り込んだとすれば、その目的に説明がつきます。
【考察2】「見つけた」自体が未来の日比野カフカである説
さらに踏み込んだ考察として、「見つけた」そのものが未来のカフカの姿であるという説もあります。
カフカは何度も怪獣化を繰り返すうちに、人間体に戻れない箇所が出てきています。このまま完全な怪獣化が進めば、いずれは人間の姿に戻れなくなる可能性が示唆されています。
この説では、未来のカフカが完全に怪獣化し、人間の姿に戻れなくなった後も怪獣9号には勝てず、ついには「見つけた」に取り込まれ、自我を保つことすら危うくなるという悲劇的な未来を描きます。そして、彼は最後の力を振り絞って「見つけた」の姿になり、過去の自分に取り憑くことで、人類の未来を託しているのではないか、というのです。
篠宮長官との戦いで、カフカが「もし自分が見も心も怪獣になっちまうんだとしたら、人間として死のうと思ったんだ」と語ったシーンは、この「未来の完全怪獣化」のフラグとも考えられます。
ただし、作中でタイムリープや過去への干渉技術が描写されていないため、現時点では根拠に乏しい部分もあります。しかし、「見つけた」が怪獣9号と共通点を持つことから、やはり怪獣9号が生み出した可能性は高く、その上で「見つけた」自体が未来のカフカであれば、彼がすぐに怪獣の力を使いこなせたことも説明がつくでしょう。
【考察3】カフカの先祖が過去から「見つけた」を送った説
未来からの派遣説とは逆に、カフカの先祖が過去から「見つけた」を送ったという考察もあります。
意味深な「有名神社」の場面
この説の根拠となるのは、カフカと保科宗四郎が有名神社に参拝した時の出来事です。この神社は江戸時代から続くもので、1957年の大災害「命令の大怪獣」によって壊滅した関東各地と江戸の大部分の犠牲者を祀っています。
保科から式格闘術を教わった帰り道、カフカは謎の人物の姿を目にします。異様なオーラをまとい、鬼のような仮面をした鎧武者の姿は、多くの読者に疑問を抱かせました。その後特に説明がないことから、この鎧武者は大昔の怪獣討伐隊の人間で、カフカにしか見えていないことから、彼に縁のある人物、つまりカフカの先祖ではないかと考えられています。
そして、この鎧武者が怪獣8号の前任者だったのではないか、という考察も浮上しています。
怪獣9号との因縁
カフカの先祖が見つけたを送った理由は、彼が怪獣9号に敗北したからという説です。怪獣9号がこれまで取り込んだ人間を披露するシーンでは、平安時代の公家のような人物も登場しました。これは怪獣9号が平安時代にはすでに存在しており、その時代の実力者を取り込み進化してきたことを示唆しています。
もし鎧武者が江戸時代の人間だとすれば、怪獣9号発生から最低でも500年は経過していることになります。当時の戦闘主力は刀や火縄銃であり、怪獣9号に立ち向かうのは困難だったでしょう。保科が「刀での討伐は時代遅れ」と語っていたことからも、かつては刀が主要武器だったことがうかがえます。
そこで、鎧武者の男は、自らに宿る怪獣8号(「見つけた」)を取り出し、子孫であるカフカに未来を託したのではないか、というのです。
未来から過去への技術は作中にありませんが、過去から未来であれば、怪獣の長い寿命(怪獣9号は1000年以上生きている)を考えれば可能です。「見つけた」がカフカの先祖から送られたものなら、カフカを見つけて「見つけた」と発言したことにも辻褄が合います。
【考察4】「見つけた」自身が日比野カフカを適任者として選んだ説
これまでは、第三者が「見つけた」をカフカに送ったという考察でしたが、今度は「見つけた」自身がカフカを選んだという考察です。
解放戦力0%が選ばれた体質?
怪獣9号から生み出されたと仮定した場合、「見つけた」単体での戦闘能力は低いと考えられます。人語は話せても悠長ではなく、他の怪獣と比べても小さい虫のような存在では、怪獣9号にとっては失敗作に見えたかもしれません。
そのため、怪獣9号に捨てられ彷徨っていた「見つけた」が、カフカを見つけ、彼と融合することで力を得たのではないか、という説があります。
なぜカフカを選んだのか? 街中にはカフカよりも身体能力の高い人間はいたでしょう。入院中の隣には、若く身体能力の高い市川レノもいました。それでもカフカを選んだのは、彼が「解放戦力0%」という特異体質だったから、というのです。
防衛隊の特殊スーツは怪獣筋肉繊維で構成されており、カフカは他の怪獣の遺伝子に適合できないため、スーツ適性が全くありませんでした。作中で「解放戦力0%の人間は今までいなかった」と語られていますが、臓器移植に例えれば、カフカの体は「見つけた」にだけ拒否反応を示さず、融合に適合する体質だった、と解釈できます。
つまり、解放戦力0%は「落ちこぼれ」ではなく、「見つけた」に選ばれた特異な体質だった、というわけです。
カフカの特殊体質は遺伝か?
篠宮キコルが母親の使っていた4号兵器に適合したことからも、怪獣との適性は遺伝によるものが大きいと考えられます。もしかしたらカフカは遺伝的に通常のスーツとは相性が悪く、怪獣8号の適性のみが高い、という体質なのかもしれません。これは前述の「先祖から見つけたが送られた説」にも繋がり、様々な伏線が一本の線で結ばれる面白い考察ですね。
【考察5】「見つけた」の怪獣殲滅の目的は怪獣9号の犠牲者の意思説
「怪獣殺す」と強い殺意を持つ「見つけた」。この復讐心がどこから来るのかについても考察されています。
怪獣9号に吸収された人々の「恨み」の凝縮
怪獣9号は「逃れたものはいない。どの時代の最強も歴史上ただの1人も」と発言しており、大昔から存在し、その時代の最強の人物を取り込み、潜伏を繰り返してきたことが判明しています。多くの人々が犠牲になってきたことでしょう。
怪獣9号が過去に取り込んだ人物を披露するシーンでは、保科にそっくりな勝ちの男や、鳴海元に似たカギの男が登場しました。彼らの先祖も取り込まれたのかもしれません。
怪獣9号は、多くの人を吸収してきた中で、知った顔の人物を披露することで、隊員たちの精神的なダメージを狙っていたと考えられます。また、街を破壊し最強の人物を炙り出すという行動も、過去の時代から繰り返されてきたことでしょう。人々を虐殺され、自分の無力さを呪いながら取り込まれた当時の最強の人々、彼らに共通する意識は「怪獣を殺す」という強い復讐心だったはずです。
怪獣9号は取り込んだ人々の記憶や力を自分のものにしてきましたが、もし記憶だけでなく「意思」も同時に取り込んでいたとしたらどうでしょうか。怪獣殲滅という彼らの目標が怪獣9号の中で凝縮され、それが怪獣9号が生み出した「見つけた」の中にも入り込み、多くの犠牲者の意思を受け継いだ結果、「怪獣を倒す怪獣」という非常に特異な存在になってしまった、という考察です。
「失敗作」ゆえの放置?
もし怪獣9号が「見つけた」を作ったのなら、このような復讐心を持った怪獣を放っておくのは不自然に思えます。これについては、「見つけた」が単体での戦闘力が低く、怪獣9号にとっては「失敗作」だったからではないか、という説があります。
怪獣9号は怪獣15号を試作品として作ったとされていますが、これは平安時代から存在するにも関わらず、現代になってやっとできたものです。それ以前にも、試作品にすらならないような、弱い失敗作があったのかもしれません。それが「見つけた」であるならば、復讐心があってもどうでも良い存在として放置された可能性も考えられます。
【考察6】人類が「見つけた」を作り出した説(人造怪獣)
「見つけた」が怪獣9号から生み出されたという前提から離れ、人類が「見つけた」を作り出したという驚きの説もあります。
怪獣組織の人体移植研究
この考察のポイントは、カフカが怪獣8号だと発覚し拘束された時の研究員たちの会話です。彼らは「他国では怪獣組織を人体に移植する研究がされているらしい」と話していました。強力な怪獣のほとんどは兵器のパーツとして使われますが、パーツにならなかった怪獣が研究材料になっている可能性は十分にあります。
日本は怪獣大国であり、怪獣被害は日本だけの話ではありません。キコルがカリフォルニア討伐隊出身であることから、アメリカでも怪獣が出現していることが分かります。日本では怪獣をスーツや装備の材料として使っていますが、日本と異なる倫理観を持つ国であれば、怪獣の生体移植による人体強化や、怪獣を人工的に作り出して兵器化する「人造怪獣」の研究をしていてもおかしくありません。
「見つけた」が人工怪獣だとしたら、ただのおっさんだったカフカがあっという間に最強クラスになるのも納得できます。実際にカフカと戦った篠宮長官も、「前例がないから処分」という意見に対し、「前例、そんなものはこの国の防衛に比べればささやかなことだ」と発言し、カフカの力を「希望となりうる」とまで評価しています。
怪獣に蹂躙されている国からすれば、もはや手段を選んでいられない状況。どこかの国が人工怪獣の開発に成功し、「見つけた」を送り込んだ可能性は捨てきれません。
【考察7】怪獣9号から分離した肉体が「見つけた」になった説
「見つけた」は怪獣9号が作り出したのではなく、怪獣9号から分離した肉体が独自に進化を遂げたもの、という考察も浮上しています。
怪獣9号にとって「想定外の産物」?
怪獣9号が「見つけた」を作り出したとすると、自分にとって邪魔になる存在をなぜ放置したのか、という疑問が残ります。そこで、「見つけた」が怪獣9号にとって「想定外の産物」だったのではないか、という新しい説が出てきました。
作中で怪獣9号は、皆を助けに現れた怪獣8号に対し「こいつの性質ではあの場を動けるはずがないんだが…君が来たことは修正可能な些細な誤差でしかないよ」と発言しています。この発言から、怪獣9号は怪獣8号の能力をこれまでの戦いで目にした状態しか把握しておらず、完全にコントロール下に置いているわけではないことが伺えます。
怪獣9号はこれまで、怪獣10号をはじめとする識別怪獣クラスの怪獣を作り出し、それらの能力を把握した上でタイミングや場所を考えて出現させてきました。ここまで周到な計画を練る怪獣9号が、自分の計画を狂わせるような怪獣を放置するはずがありません。自分で作ったのなら、人に取り憑く能力も把握しているはずです。
「見つけた」がカフカと融合した時のフォルティチュードは9.8。巨大化した怪獣15号(フォルティチュード9.0)よりもはるかに強い戦闘力を持つ個体を「失敗作」と言って放置するのは不自然、という意見からもこの考察は支持されています。
切り落とされたパーツが独自進化?
では、どのように分離したのか? 戦いの中で切り離された怪獣9号のパーツが単独で進化したのではないか、という説が有力です。
怪獣9号は1000年以上前から存在しており、現代のような兵器ではなく刀で討伐を試みた時代もありました。怪獣9号の負傷した部分は当然再生しますが、切り落とされた部分はどうなるのでしょうか。
怪獣9号は異常に学習能力が高く、ウイルスのように進化を続けます。もし切り落とされた部分にも同じ性質があり、その部位のみで独自の進化を遂げた結果、「見つけた」が生まれたとしたら…?
この説は、前述の「怪獣9号の犠牲者の意思」にも繋がります。怪獣9号の中に残っていた犠牲者の意思が「見つけた」の中に残留し、本体の一部だったため怪獣9号の記憶までは継承できなかったものの、怪獣9号の中に刻まれた犠牲者の恨みだけが増幅した、という考えです。もしこの説が当たっていたら、怪獣9号にとって予想外の「バグ」であり、人類にとっては希望となるかもしれませんね。
【考察8】篠宮長官を襲った理由は「怪獣2号」の記憶?
「見つけた」は怪獣を殲滅するのが目的であるため、基本的には人類の味方かと思いきや、暴走して篠宮長官に襲いかかる場面がありました。カフカはそれ以前にも怪獣9号や10号と戦っていますが、そこでは暴走していません。なぜ篠宮長官を襲ったのでしょうか?
「見つけた」の記憶と篠宮長官の装備
この謎には、「見つけた」と篠宮長官の装備に関する興味深い考察があります。
カフカは「見つけた」を取り込んで以降、強い怪獣の気配を察知できるようになります。フォルティチュード9.0の怪獣10号を察知できることから、大怪獣クラスであればその能力は発揮されるでしょう。これは「見つけた」の能力かもしれません。
篠宮長官もまた、大怪獣を素材とした装備を装着しており、カフカとほぼ互角に戦ったことから、カフカと同じフォルティチュード9.8相当かそれ以上の実力だと考えられます。
篠宮長官の装備の材料となった「怪獣2号」は1972年に出現しました。カフカのいる時代が明記されていませんが、もし私達の世界と同じだとすれば約50年前。つまり、「見つけた」が怪獣2号と同じ時期に日本にいた可能性もあるのです。
もし「見つけた」が怪獣2号と遭遇し、その恐ろしさを記憶していれば、その記憶から怪獣2号を材料とした篠宮長官の装備に反応し、殲滅すべき怪獣として襲いかかったのではないか、という考察です。
「見つけた」からは怪獣を殲滅したいという意思は感じられますが、人間を守りたいという意思は感じられません。だから、篠宮長官が人間だと認識していても、彼を「怪獣2号」として認識してしまえば襲いかかってもおかしくはないでしょう。人々を助けるために力を使っているのは、あくまで日比野カフカの意思によるものなのです。
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ここまで「見つけた」にまつわる様々な考察を深掘りしてきましたが、いかがでしたでしょうか?未来からの干渉、先祖の託した思い、人類の生み出した兵器、そして怪獣自身の複雑な思惑…。どの考察も魅力的で、物語をさらに奥深くしています。
これらの考察をさらに深めるためには、やはり原作漫画やアニメでじっくり見返すのが一番です。特に、あの衝撃のシーンや伏線が散りばめられた瞬間を、もう一度高画質で体験してみたくありませんか?
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まとめ
『怪獣8号』に登場する謎の小型怪獣「見つけた」。その正体と目的については、
- 未来のカフカが送り込んだ説
- 「見つけた」自体が未来のカフカである説
- カフカの先祖が過去から送った説
- 「見つけた」自身がカフカを選んだ説(解放戦力0%の理由)
- 「見つけた」の怪獣殲滅の目的は怪獣9号の犠牲者の意思説
- 人類が「見つけた」を作り出した説(人造怪獣)
- 怪獣9号から分離した肉体が「見つけた」になった説
- 篠宮長官を襲った理由は「怪獣2号」の記憶説
といった、多岐にわたる考察が存在します。
これらの考察は、物語の奥深さをさらに引き立て、今後の展開への期待を大きく膨らませてくれます。一体いつ、「見つけた」の真の正体が明らかになるのか、目が離せませんね!
皆さんの感想や、他に「こんな考察もあるよ!」という情報があれば、ぜひコメントで教えてくださいね!
