大人気冒険ファンタジーアニメ「メイドインアビス」。その魅力は、個性豊かなキャラクターたち、美しくも残酷な世界観、そして何より深淵アビスに隠された数々の謎にあります。
特に、アビスと地上では時間の流れが異なるという設定は、物語をより複雑で奥深いものにしていますよね。「浦島太郎」現象のように、アビスにいると地上では数年、数十年と時間が過ぎ去ってしまう――そんな恐ろしくも魅力的な「時間の流れ」について、作中の情報から徹底的に考察していきます。
※この記事は漫画最新刊までの情報を含みますので、アニメ派の方はネタバレにご注意ください!
アビスの時間差!ナナチとオーゼンの証言から紐解く
アビスの時間の流れに違いがあることは、作中で何度も示されています。その根拠となるのが、深淵に生きる者たちのセリフです。
ナナチのセリフから分かる「時間のズレ」
漫画11巻でナナチは、「アビスは深く潜るほど地上との時間の流れに差が出てくる」と明言しています。例えば、リコが地上と行き来していた深界一層では、ほとんど時間差がなかったようです。
しかし、ナナチが出した例では、なんと地上の数ヶ月が深界六層では数分しか経っていないという驚くべき事実が語られました。
もし地上の1ヶ月が深界六層で5分だと仮定すると、深界六層で1分経つごとに地上では6日もの時間が過ぎ去る計算になります。さらに深界六層での1時間は、地上での1年相当。リコたちが慣れ果て村に滞在していた時間をもし1日とすると、地上では実に24年もの年月が流れていることになるのです。
深界六層まで潜ってしまえば地上には戻れないとはいえ、恐ろしいほどの時間差ですよね。もし帰還できるとしても、地上の大切な人たちが、あっという間に年老いてしまう……想像するだけで胸が締め付けられます。
ワズキャンの発言と時間の矛盾?
慣れ果て村ができてから何年経ったのか、という謎についても考察してみましょう。ワズキャンは漫画9巻で「村ができてから150年」と話していました。
しかし、ガンジャ隊が冒険していた頃の景色とリコたちの時代の景色には明らかな違いがあり、オースの街が存在しなかったり、アビスの知識がほとんどなかったりすることから、150年以上の時間が流れているのは確実です。もし先ほどの深界六層での計算を当てはめると、ガンジャ隊がアビスに到達したのは約130万年前となり、これは地球で人類が誕生した時期とほぼ同じ。さすがにそこまでの差は考えにくいですよね。
ワズキャンは目的のためなら嘘をつくキャラクターではありますが、この発言にメリットがあるとは考えにくいです。そのため、ワズキャンの「150年」は、あくまで彼自身の体感時間としての150年に過ぎない、と考えるのが自然でしょう。
オーゼンのセリフから分かる「時間のズレ」
何度もアビスに潜っている「不動卿」オーゼンもまた、時間の流れについて言及しています。
彼女は深界五層が特に時間の流れの違いが顕著だと発言しており、深界五層で2週間過ごすと地上では数ヶ月経っていた、とのこと。これを具体的に計算すると、深界五層では地上のおおよそ12倍の速さで時間が流れていると推定できます。
もしワズキャンの体感時間である150年を深界六層ではなく深界五層の時間差(12倍)に当てはめてみると、地上では約1800年が経過していることになります。130万年前よりははるかに現実的な数字に思えますよね。
しかし、慣れ果て村が存在するのは深界六層。層ごとに時間差が異なる以上、深界五層の計算をそのまま慣れ果て村に適用するのは難しいでしょう。やはり、深界六層に特化した時間差を割り出す必要がありそうです。
ガンジャ隊がアビスに到着した時期と層の進化
では、ガンジャ隊がいつ頃アビスに到達したのかという観点から、さらに深掘りしていきましょう。
オースの街が存在しない時代
ガンジャ隊がアビスに到着した際、アビスを取り囲むようにあるオースの街は存在せず、最初に出会ったのはアビスの原住民だけでした。オースの街ができたのは約1900年前と言われていますから、ガンジャ隊の到着はそれよりもずっと昔ということになります。
ダイラカヅラの成長周期
深界四層にある巨大な植物「ダイラカヅラ」も大きなヒントになります。この植物は2000年ごとに枯れて生え変わるという特殊な性質を持っています。ガンジャ隊が冒険していたシーンとリコたちが深界四層を冒険していたシーンで、ダイラカヅラの育ち方がほぼ同じに見えることから、2000年周期での時間差があると考えられます。
つまり、2000年、4000年、6000年…と、複数周期の可能性もあるわけです。
アビスの層は増えている?
さらに興味深いのは、アビスの層自体が時代によって増えている可能性です。ガンジャ隊がアビスを冒険していた時、深界三層らしき場所は確認できますが、深界一層や二層があったようには見えません。また、深界三層には海賊船の一部が、深界六層には建物が並んでいることから、かつて地上だった場所がアビスに飲み込まれ、徐々に深くなっていったとも考えられます。
もし2000年周期で一層が増えるのだと仮定すると、ガンジャ隊が冒険していた頃に深界三層がアビスの始まりだったと考えると、リコたちの時代よりも約4000年前が妥当だと推測できます。
この4000年という地上での時間差を、ワズキャンの体感した深界六層での150年に当てはめると、深界六層では地上のおおよそ27倍もの速さで時間が流れていることになります。
アビス各層での時間差の推定
ここまでの考察を総合すると、アビスの各層での時間の流れは以下のように推定できます。
- 深界一層:約1倍(地上とほぼ同じ)
- 深界二層:約1.5倍
- 深界三層:約3倍
- 深界四層:約6倍
- 深界五層:約12倍
- 深界六層:約27倍
この計算だと、深層に行くほど時間の流れが倍々に加速しているように見えますね。物語の序盤でリコたちが深界一層しか経験していなかったため、時間差に関する描写がほとんどなかったことにも矛盾しません。浅い階層では、時間の流れの違いはほとんど噂話程度にしか認識されていないのも納得できます。
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ライザとオーゼンの年齢に隠された秘密
アビスの時間の流れを理解すると、登場人物たちの年齢や時間の感覚についても、より深く考察できるようになります。
ライザの「体感時間」はわずか4ヶ月半?
リコが2歳の時にライザがラストダイブし、その10年後が現在の物語の時間軸です。もしライザが深界六層に到達していたと仮定し、地上での10年(3650日)を深界六層の時間(27倍速)で計算すると、ライザの体感ではたったの135日、つまり約4ヶ月半しか経っていないことになります。
ライザが残した遺稿の数がそれほど多くないことを考えると、この体感時間は非常に妥当に思えますね。ライザがもし深界七層に到達していたら、時間の流れはさらに加速し、体感時間はもっと短くなる可能性もあります。
「不動卿」オーゼンの実年齢は?
ハボルグによると、オーゼンは50年以上前から白笛だったと語られています。もし20歳で白笛になったと仮定すると、地上では70歳以上になっている計算です。
しかし、オーゼンはマルルクを拾ってから約10年ほど深界二層で暮らしていると推測できます。深界二層は地上より1.5倍速く時間が流れているため、この10年は地上で約15年が経過していることになります。
そして、彼女はマルルクを拾う前にはさらに深く潜っていたはずで、少なくとも深界五層の深部には到達していることが会話からも伺えます。これらの時間差を考慮すると、地上で50年以上経っていたとしても、オーゼンの実年齢は70歳に満たない可能性が高いのです。アビスの時間の流れが、彼女を若く見せているのかもしれませんね。作中で「怪力おばあさん」と紹介される一方、本人が「歳だからねぇ」と呟くシーンは、アビスでの時間の感覚と地上の常識のズレを示しているのかもしれません。
まとめ
「メイドインアビス」の世界における「時間の流れ」は、単なる設定に留まらず、登場人物たちの背景や物語の展開に深く関わる重要な要素です。
深層に進むほど時間が加速するというこの謎めいた現象は、アビスの恐ろしさ、そして探窟家たちの孤独や決意を際立たせています。
この記事で考察したように、各層での時間の倍率や、それがキャラクターたちに与える影響を深く知ることで、「メイドインアビス」の物語はさらに面白く、感動的に感じられるはずです。ぜひもう一度アニメを観返して、アビスの「時間の謎」を体感してみてくださいね!
