アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』は、その衝撃的なストーリー展開と緻密な世界観で、放送から10年以上経った今もなお多くのファンを魅了し続けています。
そして、ついに新作映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 〈ワルプルギスの廻転〉』の公開が決定!期待に胸を膨らませている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんな『まどマギ』シリーズに散りばめられた「天才的な伏線回収」の数々から、いまだ「未回収の謎」、さらには最新PVに隠された「衝撃のヒント」まで、徹底的に深掘りしていきます。
あのシーンの本当の意味は何だったのか?物語の裏に隠された真実とは?そして、新作映画で一体何が描かれるのか?
この記事を読めば、あなたの『まどマギ』の世界はもっと深く、もっと鮮やかに彩られるでしょう。
さあ、魔法少女たちの巡る運命を、もう一度、そしてさらに深く読み解く旅に出発しましょう!
この記事には作品のネタバレが含まれています。ご注意ください。
『まどか☆マギカ』あらすじ(ネタバレなし)
平凡な毎日を送っていた中学2年生の少女、鹿目まどかは、ある日不思議な夢を見る。その夢に現れた少女、暁美ほむらとの出会いをきっかけに、彼女の日常は大きく変わっていく。
魔法少女として魔女と戦う巴マミ、そして謎の存在キュゥべえとの契約。希望と絶望が入り混じる過酷な運命の中で、まどかたちは魔法少女として何を選び、どこへ向かうのか。
TVシリーズでは、見滝原市を舞台に魔法少女たちの残酷な運命が描かれ、劇場版『[新編] 叛逆の物語』では、その後の世界で巻き起こるさらなる驚愕の展開が描かれています。あなたは、この物語の核心をどこまで知っていますか?
【天才的】10年経っても色褪せない『まどマギ』伏線回収の数々
『まどマギ』の魅力の一つは、何気ないシーンに隠された伏線が、後々驚くような形で回収される点にあります。ここでは、その中でも特に語り継がれる伏線回収をいくつかご紹介しましょう。
美樹さやかのソウルジェムとグリーフシードの秘密
まどかとほむらがワルプルギスの夜と戦った後、魔女化しそうになった時、まどかが取り出した最後のグリーフシード。あれがさやかの形見であったことは、多くのファンが知るところでしょう。
しかし、なぜそれがさやかのものだと分かったのでしょうか?そのヒントは、ソウルジェムとグリーフシードの形状の一致にありました。
- 頂点部分の切れ目: さやかのソウルジェムと、そのグリーフシードの頂点には共通の切れ目があります。
- 側面の楽譜: グリーフシード側面に描かれた楽譜は、さやかの魔女(人魚の魔女)特有のデザインです。
- 左側の特徴的なマーク: 視力検査のマークのような特徴的な形状も、さやかのソウルジェムと一致します。
これらの共通点から、10年以上前にファンの間でこの仮説が立てられ、後に公式も追認する形となりました。細部まで作り込まれた設定に脱帽ですね。
お菓子の魔女「べべ」は第3話に登場していた!?
劇場版『叛逆の物語』で活躍したお菓子の魔女「べべ」が、実はTVシリーズ第3話のお菓子の魔女戦ですでに登場していたという説はご存知でしょうか?
マミさんが華々しく「マミった」あの衝撃的なシーン。その裏側には、こんな緻密な伏線が隠されていたかもしれません。
この考察の核心は、お菓子の魔女の結界内に座っていた「ぬいぐるみ」です。
- 魔女が座る椅子の対面には、最初は誰もいませんでした。しかし、次の描写では魔女と同じくらいの大きさの可愛らしい人形がちゃっかり追加されています。
- ほむらが第二形態のお菓子の魔女と戦う際、無限に脱皮を繰り返す魔女に対して、ほむらは時間停止能力を使い、最初に魔女が座っていた対面の席へと移動。そして、そこに座っていたぬいぐるみを踏みつけます。
このぬいぐるみがべべの本体であり、これを破壊したことで、無限増殖を繰り返していた第二形態が倒されたのではないか、という考察です。ほむらの行動の真の意味を知ると、鳥肌が立ちますね。
キュゥべえは第3話を「仕組んでいた」説
さらに深掘りすると、第3話の一連の出来事が、キュゥべえの壮大な計画の一部だったという考察もあります。
- 病院の壁に刺さっていたグリーフシード: 魔法少女が魔女になった結果としてグリーフシードが生まれるはずが、なぜか病院の壁に先に刺さっていたのは不自然。すぐに浄化できたのはキュゥべえだけです。
- 魔女孵化のタイミング: まどかがマミさんと戦うために魔法少女になろうと決意したタイミングで、絶妙に魔女が孵化します。
- マミさんの死すら計画の内?: キュゥべえはまどかを魔法少女にするため、「マミさんが生き残ってまどかを魔法少女にする(プランA)」か、「魔女の結界に閉じ込めて魔法少女化を選ばせる(プランB)」かの選択肢を用意していた可能性が指摘されています。マミさんの死すら、まどかを魔法少女へと導くための「舞台装置」だったのかもしれません。
冷酷非道なキュゥべえらしい、恐ろしい考察ですね。
マミさんの悲劇を暗示する「首なし人形」の伏線
マミさんがお菓子の魔女によって首を落とされる衝撃的なシーンは、多くの視聴者の心に深く刻まれました。しかし、この悲劇は第3話の段階で、すでに細やかな伏線として描かれていたことをご存知でしょうか?
テレビ版で一瞬映る警告と人形たちに注目してみましょう。
- 一瞬映る「CAUTION(注意)」の文字と共に、首のない人形が映し出されます。
- その人形の服の色は、黄色、青、赤。これは、それぞれ巴マミ、美樹さやか、佐倉杏子の色と一致します。
この人形たちは、これから物語から退場する魔法少女たちを暗示しており、特に首がないことはマミさんの結末を、さやかのおへそ部分が爆発しているのは彼女の魔女化を、杏子の服が青い水玉なのはさやかと共に死を迎えることを示唆していると考察されています。劇場版ではこの人形が奥まで描かれ、全てがこの3色で構成されていることも、この伏線の説得力を高めています。
ステンドグラスに秘められた「さやかVS杏子」の暗示
第7話、杏子とさやかの会話シーンの背景に映るステンドグラスにも、後の展開を暗示する伏線が隠されていました。
ステンドグラスには、剣を持った天使が描かれており、その天使を「出している」のがさやか、そして天使が「指している」のが杏子に見える構図になっています。
- 剣を持つ天使=ミカエル: キリスト教の四大天使の一人ミカエルは、「正義の天使」と称されます。正義の魔法少女であろうとしたさやかが、盗品発言で杏子を断罪する構図は、まさにミカエルの姿と重なります。
- 未来の暗示: この描写は、後にさやかが魔女化し、その結果として杏子も命を落とすという悲劇的な関係性を暗示しているとも考えられます。
何気ない背景アート一つにも、これほどまでに深い意味が込められているとは、本当に恐るべき作品ですね。
杏子が渡すお菓子に隠された「関係性のバトン」
第9話、さやかに盗品かもしれないものは受け取れないと言われた後、杏子が持っていたお菓子が安い駄菓子になっていたシーンがありました。これは、さやかの言葉を受けて、自分の買える範囲のものを買った杏子の健気さを表していると考察されています。
そして、杏子が他の魔法少女たちに渡したお菓子には、その後の彼女たちとの関係性が暗示されていました。
- ほむら(ポッキー): 協力関係を示唆。しかし、ほむらが受け取ったかどうかは明確に描かれず、杏子の一方的な思いが強調されます。
- さやか(リンゴ): 叩き落とされ、敵対関係を暗示。実際に二人は激しく衝突します。
- まどか(うまい棒): まどかは受け取ります。この時のお菓子の渡し方は、まるで物語の「バトン」をまどかに渡しているかのように見えます。
杏子が9話で物語から姿を消すのは、彼女の物語、そして彼女が受け持つべき役割をまどかに託したから――そう考えると、このお菓子の描写は、杏子の生き様そのものを表現していると言えるでしょう。
【新作映画『ワルプルギスの廻転』へ】いまだ未回収の謎を深掘り!
『まどか☆マギカ』には、回収された伏線と同じくらい、いまだファンの間で議論が続く「未回収の謎」が存在します。特に新作映画のタイトルが『ワルプルギスの廻転』であることから、以下の伏線は映画で回収される可能性が高いと予想されています。
「ワルプルギスの夜」の正体と本名はいまだ不明!?
作中で最強の魔女として描かれる「ワルプルギスの夜」。その通称は知られていますが、実は魔女図鑑には「本名不明」と記載されており、未だその正体は謎に包まれています。
公式が言及しているのは以下の3点です。
- 元々は一人の魔女で、後に他の魔女の波動を集めて現在の姿になった。
- 元々は「演劇の魔女」という設定だったが、変更された。
- ワルプルギスの夜は「ほむらの魔女ではない」。
しかし、ファンの間では「ワルプルギスの夜=暁美ほむら中核説」という有力な考察があります。
「ワルプルギスの夜=暁美ほむら中核説」の核心
この説の根拠は、魔女の由来が元の魔法少女から強く影響を受けるという点と、ほむらの願いにあります。
- 魔女の由来: お菓子の魔女(渚)はチーズケーキ、人魚の魔女(さやか)は人魚姫の物語から来ています。魔女の名称は、元の魔法少女の願いや背景と密接に関わっているのです。
- ほむらの願いと皮肉な結末: ほむらの願いは「鹿目さんとの出会いをやり直したい。彼女に守られる私じゃなくて、彼女を守る私になりたい」。まどマギの願いは必ず皮肉な結末を招きます。まどかを守るためには、まどかを脅かす「敵」が必要になる。その役割を果たすのがワルプルギスの夜である、という考え方です。
「回り続ける愚者の象徴」「舞台装置の魔女」というワルプルギスの夜の性質は、まさにまどかを救うために何度もまどかを殺し続けるほむらの「自作自演」を象徴しているかのようです。
そして、公式が「ほむらの魔女ではない」と否定しているのは、「ほむらの願いによって生み出された存在」であり、ほむら自身が魔女化した姿ではないという意味で、本名が不明なのも、元の魔法少女がいないからではないか、と考察されています。
反論とその再反論:世界線理論で解き明かす「ワルプルギスの夜」の謎
この「ワルプルギスの夜=ほむら中核説」には、いくつかの反論が存在します。しかし、それらはほむらの持つ「時間操作能力」と「世界線理論」によって説明が可能となります。
- 「ほむらが魔法少女じゃない時にワルプルギスの夜が来てたのはなぜ?」
- ほむらの時間遡行は、ただ時間を戻すだけでなく「並行世界を横断」する能力です。ワルプルギスの夜が、ほむらの願いを叶えるため(まどかを殺すため)に、魔法少女ではないほむらがいる世界線に「タイムトラベル」してきた、と考えると説明がつきます。
- 「ワルプルギスの夜の使い魔が、円環の理側にいるのはなぜ?」
- これは、異なる世界線で「円環の理」によって倒されたワルプルギスの夜の使い魔が、そちらの世界線に存在していると解釈できます。
- 「歴史の中で語り継がれる魔女なのになぜ?」
- ワルプルギスの夜がタイムトラベル能力を持つならば、様々な時代や世界線でまどかを殺しに現れることが可能となります。新作映画では、過去のまどかの元へ助けに来たほむら(とワルプルギスの夜)が、歴史の各所に現れることで、この部分が回収されるかもしれません。
ワルプルギスの夜は「歴史の中で語り継がれる謎の魔女」
魔女図鑑には「歴史の中で語り継がれる謎の魔女」と記されていますが、アニメ本編ではそのような描写は一切ありませんでした。新作映画『ワルプルギスの廻転』のタイトルにも「廻転」とあることから、この部分が回収される可能性が高いでしょう。
もしワルプルギスの夜が、ほむらの能力を引き継ぎ時間遡行が可能であるならば、歴史の中で何度も現れては消える「謎の魔女」として語り継がれるのも納得がいきます。
「普段逆さ位置にある人形が上部へ来た時」…ワルプルギスの夜の本気とは?
ワルプルギスの夜の説明文にある「普段逆さ位置にある人形が上部へ来た時、暴風のごとき速度で飛行し、瞬く間に地表の文明をひっくり返してしまう」という描写も、アニメでは明確に描かれていませんでした。
ワルプルギスの夜の本体が「歯車」であり、全体を「舞台装置」と考えると、この言葉が指し示すのは、魔女がひっくり返ることでその役割が反転し、真の「演劇」が始まることを示唆しているのかもしれません。そして、その舞台で「回り続ける愚者」として踊り続けるのは、ほむら自身であるという恐ろしい考察が導き出されます。
『叛逆の物語』ラストシーンの対話「いずれあなたは私の敵になるかもね」
『叛逆の物語』のラストシーンで、悪魔となったほむらがまどかに語りかけるセリフ。
「要まどか、あなたはこの世界が尊いと思う?欲望よりも秩序を大切にしてる?」「そうなら、いずれあなたは私の敵になるかもね」
このセリフは、TV版1話でほむらがまどかに「今とは違う自分になろうだなんて絶対に思わないことね」と忠告したシーンとの明確な対比になっています。1話でのほむらの忠告が現実となったように、このセリフも新作映画で回収される可能性が高いでしょう。
「欲望」のほむらと「秩序」のまどか。しかし、一部では「円環の理」を作り出したまどかこそが、最初に「ルールを破った者」であり、魔法少女たちを救済という名の「ディストピア」に縛り付けたのではないか、とさえ考察されています。もしそうであれば、その秩序を破壊する「アナーキー」としてのほむらの役割は、物語にさらなる深みを与えることになります。
まどかのリボンが示す「バトン」
アニメ版で円環の理となる前にまどかがほむらにリボンを渡し、そして『叛逆の物語』のラストで悪魔ほむらがまどかにそのリボンを返しました。リボンは二人の関係性や役割の「バトン」を象徴しています。
新作映画では、再びまどかがほむらにリボンを渡す、あるいはその逆の展開が描かれるのかもしれません。二人の運命がどのように交錯し、「バトン」がどう受け継がれるのか、見どころの一つとなるでしょう。
【一挙手一投足に意味あり!?】『ワルプルギスの廻転』PV徹底解説
公開された『ワルプルギスの廻転』のPVは、まさに情報と考察の宝庫!一瞬たりとも見逃せないヒントが散りばめられていました。ここでは、特に注目すべきシーンを深掘りしていきましょう。
ほむらの腕に現れる「赤いトカゲ」と紋章
PV冒頭、ほむららしき腕から赤いトカゲが這い上がり、手の甲に紋章が浮かび上がった後、黒電話へと変化する衝撃的なシーン。
- 赤いトカゲ: 『叛逆の物語』でくるみ割りの魔女になる手前のほむらや、悪魔ほむらがダークオーブを飲み込む前にも登場しました。このトカゲは、聖書に登場する「バジリスク(蛇の王)」をモチーフにしているという考察が有力です。神であったまどかを地上に引きずり下ろした「悪魔」としてのほむらを表しているのかもしれません。
- 紋章: 紋章の形が、さやかが魔女になる前のソウルジェムの形状に似ていることから、ほむらの「魔女化」あるいは「堕天使化」を示唆している可能性もあります。
- 電話の穴の数: トカゲが電話になる前、穴が6つである点が指摘されています。これは、物語に関わる魔法少女の数(まどか、ほむら、さやか、杏子、マミ、渚)を暗示しているのかもしれません。
機械仕掛けの半月「円環の理」の変貌
タロットカードの「月(18番)」と共に映し出される半月。しかし、その月の半分は機械仕掛けのように描かれています。
- 月=円環の理: 『まどマギ』において月は「円環の理」を象徴する重要なモチーフです。満月が悪魔ほむらによって半月になったのは、円環の理からまどかの力を奪い取ったことの示唆と考えられています。
- 機械仕掛けの部分: この機械的な描写は、どことなくキュゥべえを彷彿とさせます。「円環の理」を制御するために、悪魔ほむらがキュゥべえの知識や能力を利用している可能性を示唆しているのかもしれません。キュゥべえは「円環の理を観測できれば制御もできる」と豪語していましたから、あり得ない話ではありません。
新たな「悪魔ほむら」の衣装とセリフの含意
PVで登場する新しいほむらの衣装は、『叛逆の物語』のゴスほむと似ていますが、袖の長さやリボンの色が異なっています。これは『叛逆の物語』後のほむらであることは確実でしょう。
そして、彼女のセリフ「あなたは危険と責任を引き受けられる?この世の呪いと戦える?」は、『叛逆の物語』ラストシーンのまどかとの会話「いずれあなたは私の敵になるかもね」と深く繋がっていると考えられます。まどかに、自身の「悪魔」としての業を共有しようとしているのでしょうか。
「まどかの手」の変遷と「最悪」「回り続ける愚者」の反転
PVでは、まどかの手がソウルジェムの有無によって変遷するシーンが描かれます。
- ソウルジェムなしの右手:ほむらが魔法少女になったばかりの頃のまどか。
- ソウルジェムがある右手:まどかが魔法少女になった姿。
- 両手にソウルジェムがあるシーン:ほむらがまどかのソウルジェムを撃ち抜く『叛逆の物語』の衝撃的なシーン。
これらのシーンの後に登場する「最悪」「回り続ける」「愚者」という文字が反転している描写も注目ポイントです。特に「愚者」は、ひっくり返すと私たち視聴者から見て「愚者」と読めることから、ワルプルギスの夜側から見た「暁美ほむら」の姿、そしてほむら=ワルプルギスの夜説の裏付けと解釈することもできます。
弓を構える「アルティメットマミさん」の登場か!?
まどかのための世界、というテロップの後、弓を構える魔法少女の姿が映し出されます。その弓は「ほむら弓」に似ていますが、コルセットをつけた衣装はマミさんを彷彿とさせます。新作映画のロゴの色が「黄色」であることも含め、「アルティメットマミさん」の登場を期待させる描写ではないでしょうか!?
PVの短いカット一つ一つに、これほど多くの意味が込められているとは、さすが『まどマギ』ですね!
【深層考察】暁美ほむらの時間操作能力の全貌
ほむらの固有魔法である「時間操作」は、物語の根幹をなすチート級の能力です。しかし、その詳細や制約、そして隠された伏線については、意外と知られていないかもしれません。
時間停止の基本スペックと弱点、そして裏設定
ほむらの時間停止能力は、文字通り世界の時間を停止させます。ヤクザ事務所から重火器を持ち出すほどの長時間停止が可能であることから、その強力さがうかがえます。しかし、この能力にはいくつかの制約と裏設定が存在します。
- 発動条件: 盾を傾けることで発動。盾に内蔵された砂時計の砂が落ちるのを止めることで時間を停止させます。
- 弱点: 盾の歯車を止められると時間停止ができません(『叛逆の物語』でのさやかの斬撃)。
- 制約: 砂時計の砂が落ち切った後は使えません。このため、病院で目覚めてからワルプルギスの夜までのわずか1ヶ月間しか強力な時間停止能力は使えません。アニメ11話で瓦礫の下敷きになったのは、砂が落ち切っていたためと考察されています。
さらに、時間停止については以下の裏設定があると考えられます。
- 時間停止状態の対象を触っても解除されない: 第5話でさやかを運べたことから、触れたからといって時間停止が解除されることはありません。
- ほむらから離れると対象が時間停止状態になる: 第9話で杏子と手を繋いでいたこと、そして『叛逆の物語』でマミさんのリボンを切った後にマミさんが時間停止状態になったことから、離れると停止してしまうと考えられます。
- 時間停止中に発射した弾丸は対象の前で止まる: 『叛逆の物語』での戦闘描写から、時間停止中に発射された弾丸は、停止解除と同時にダメージを与えるために、対象の直前で停止していると考察できます。
時間遡行と「螺旋状の因果律」の真実
時間停止の砂が落ち切った後、ほむらはもう一つのチート能力「時間遡行」を使えるようになります。キュゥべえ曰く「過去の可能性を切り替えることで生田の並行世界を横断し、君が望む結末を求めてこの1ヶ月間を繰り返してきた」能力です。
- 因果律の増加: ほむらが同じ理由と目的で何度も時間を遡るうちに、まどかを中心にいくつもの並行世界が螺旋状に束ねられ、まどかの「因果律」が途方もなく増加していきました。これが、まどかが最終的にアルティメットまどかという最強の存在になる理由です。
- 螺旋状の時間軸: ほむらの時間遡行は、ただ過去に戻る直線的なものではなく、まどかの存在を中心軸として「螺旋状」に積み重なっていくイメージです。これにより、異なる並行世界の因果線がまどかに連結され、その力が収束していったと考えられます。
「魔女の九九」に隠された時間遡行の伏線
第8話、ほむらの部屋の資料の中に「魔女の九九」というドイツ語の文書がありました。その内容は、ゲーテの『ファウスト』に登場するものです。
「すなわち九は一にして、十は無なり」
これは、「9話で1話に戻る」つまり時間遡行を暗示しているのではないかと考察されています。9話の最後で、ほむらはワルプルギスの夜に一人で挑むことは不可能だとキュゥべえに告げられ、絶望的な状況に追い込まれます。この時、彼女は「1話に戻り、やり直す」ことを決意したのかもしれません。そして、10話で語られるほむらの過去は「無駄だった」という意味も込められていると解釈するファンもいます。
【深掘り】魔女文字「永遠に女性的なるもの」の真意
『叛逆の物語』で、くるみ割りの魔女となったほむらをまどかが助けに来るシーン。そこに一瞬だけ映し出される魔女文字がありました。長らく謎とされていましたが、これはドイツ語で「Das Ewig-Weibliche zieht uns hinan.(永遠に女性的なるもの、我らを高みへ引き上げる)」という、ゲーテの『ファウスト』最終章の一節であることが判明しています。
これは、ファウストが悪魔との契約に敗北し魂を奪われかけるが、グレートヒェン(ファウストの恋人役)の祈りによって神々に救済されるという物語のクライマックスで歌われる歓喜の歌の一部です。「女の子によって救われる」と解釈すると、まどマギの物語と強く符合します。
この魔女文字が語る「まどマギ」の真実
この一節が物語のこのタイミングで登場したことには、二つの大きな意味があると考えられています。
- 『まどマギ』の物語はここで「完了」するはずだった: 『ファウスト』の最終文章が引用されたことから、本来、『叛逆の物語』でほむらがまどかに救済され、物語はハッピーエンドで完結する予定だった、という制作側の意図が読み取れます。TV版1話冒頭の魔女文字が『ファウスト』の「天井の序曲」だったことからも、ファウストで始まり、ファウストで終わるという構成だったと考えられます。
- 「会話のすれ違い」の理由: くるみ割りの魔女の頭の中でまどかとほむらが会話するシーンで、二人の話が噛み合っていないように見えました。これは、まどかが『ファウスト』の物語(救済と完了)を元に話しているのに対し、ほむらはチャイコフスキーの『くるみ割り人形』の物語(人形の国の王子がクララを人形の世界へ引きずり込む)を元に話しているためだと考察されています。偽町の子供たちが「クララドールズ(クララの人形)」と名付けられていることも、この考察を裏付けています。
まどかとほむら、それぞれの物語の根幹に異なるモチーフがあったからこそ、二人の間にすれ違いが生じていた――この深い解釈は、何度見ても新たな発見を与えてくれますね。
円環の理の象徴「月」に隠された、もう一つの「循環」
『まどマギ』の世界では、月が「円環の理」を象徴する重要なモチーフとして度々登場します。『叛逆の物語』では、悪魔ほむらが力を奪った時に半月になり、まどかがほむらを迎えに来た時には満月になるなど、月の満ち欠けが物語の状況とリンクしていました。
なぜ月が選ばれたのでしょうか?その理由は、「月の満ち欠け=循環」という性質にあります。
- 月の満ち欠けの周期(新月から満月まで)と、偽町の子供たちの数「15体」が一致します。
- ほむらと杏子が乗っていたバスの表示「31見滝原循環」も、月の満ち欠け(約30日)と循環を示唆しています。
しかし、実は円環の理は、ほむらによってその「循環」が完成したのではないか、という考察も存在します。
悪魔ほむらが誕生する前、円環の理は常に「満月」の状態であり、一度月に登った魔法少女の魂は地上には帰ってきませんでした。つまり、それは「循環」ではなく「一方通行」でした。
しかし、悪魔ほむらが円環の理の力を奪った後、まどか、さやか、渚といった魔法少女たちが「月から帰還」しました。これは、悪魔ほむらという「影」が生まれたことで、初めて「月の満ち欠け=循環」が完成したことを意味するのかもしれません。
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ここまで『魔法少女まどか☆マギカ』の奥深い伏線や未回収の謎、そして新作映画『ワルプルギスの廻転』のPVに隠されたヒントまで、たっぷりとお届けしてきました。
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