「魔法少女まどか☆マギカ」の世界に足を踏み入れたとき、多くの視聴者が衝撃を受けたのが、第3話で早すぎる死を迎えた魔法少女、巴マミではないでしょうか。そのあまりにも唐突で衝撃的な最期は、作品全体のダークな方向性を決定づけ、多くのファンの心に深く刻まれました。
しかし、実は作者の新房監督が「魔法少女たちの中でマミさんが最強」と語るほどの実力者だったことをご存知ですか? 今回は、そんな謎多き巴マミについて、アニメ本編では語られなかった彼女の背景、魔女としての姿、そして現在制作中の新作映画「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 〈ワルプルギスの廻天〉」での活躍まで、徹底的に掘り下げて解説していきます!
巴マミとは?
巴マミは、主人公の鹿目まどかたちと同じ学校に通う中学3年生の女の子。鮮やかな金色の縦ロールの髪と、ふくよかなスタイルが特徴的な14歳です。心優しくおしとやかな性格で、2年生のまどかたちにとっては、面倒見の良い頼れるお姉さん的存在として慕われています。
常に優しく、頼りがいのある先輩として振る舞う彼女ですが、その内面には魔法少女の孤独な戦いに対する不安や恐怖を秘めていました。魔法少女の真実を知った際には、誰よりも深く絶望してしまうなど、精神的な脆さを見せることもあります。
アニメ本編では、魔女に襲われるまどかとさやかの前に颯爽と現れ、魔法少女の姿となって彼女たちを助けます。そして、キュゥべえに選ばれたまどかとさやかに魔法少女について説明し、魔女退治を見学する「魔法少女体験」を提案。3人で行動を共にすることになります。
願い事に悩むまどかたちに厳しくも優しい助言を与え、まどかが「頑張っているマミさんに憧れている。もうひとりぼっちじゃないです」と伝えた時、マミは長年抱え込んでいた孤独な戦いへの不安を打ち明けることができました。魔法少女としての運命に初めて希望を見出したその矢先、彼女は魔女シャルロッテに頭を食いちぎられ、まどかたちの目の前で命を落としてしまいます。このシーンは、まさに「まどか☆マギカ」が人気に火をつけた決定的な瞬間でしたが、希望が見えた直後に訪れるあまりにも残酷な展開に、多くの視聴者が言葉を失いました。
最強と謳われる戦闘スタイル
第3話という早い段階で退場してしまうマミですが、彼女は魔法少女としては「最強」と呼べるほどの類稀な実力を持っています。前述の通り、作者の新房監督がインタビューで「魔法少女たちの中でマミさんが最強」と語っているほどです。
実際、スピンオフ作品などでは、年上の魔法少女たちと互角、あるいはそれ以上の戦闘を繰り広げることが多く描かれています。
彼女の戦闘スタイルは、西欧で使われていた古風なマスケット銃を大量に展開して戦うのが特徴です。服の中や何もない空間から無数の銃を生成し、使い捨てながら攻撃します。もう一つの武器は、自在に操る「リボン」。相手を拘束したり、攻撃したり、自身を覆って防御したりするだけでなく、複数のリボンを固めて道を作るなど、移動手段としても活用し、多彩な戦術を可能にしています。
また、マミさんといえば、様々な攻撃に技名を付けているのも印象的ですよね。巨大な大砲に近い銃で魔女を倒す「ティロ・フィナーレ」は特に有名です。他にも、アニメでは技名を発していませんが、1話で大量のマスケット銃を作り出し広範囲に攻撃する「カロッツァ・マギカ・エル・インフィニータ」や、3話で使用した複数のマスケット銃による全方位攻撃「ダンサ・デル・マジックブレッド」、2話でいばらの魔女を倒した後のティータイムを指す「モッテ・ポメリアーノ」など、ユーモラスなものまであります。
攻守のバランスが取れた隙のない戦闘を展開するマミさん。リボンから銃を生成できる能力は、彼女がどれほど努力家で勤勉な人物であるかを物語っています。
本編では語られないマミの真実:悲劇の過去と魔女の姿
アニメ本編では早々に退場してしまう巴マミ。そのため、語られていない彼女の背景が数多く存在します。ここでは、マミが魔法少女となった辛すぎる過去と、彼女の魔女の姿についてご紹介しましょう。
魔法少女になった理由
マミには、想像を絶する悲劇的な過去がありました。彼女は家族3人で出かけている最中に交通事故に遭い、家族共々瀕死の状態に陥ります。そこにキュゥべえが現れ、「君の願いは何?」と問いかけます。死ぬ寸前だったマミは、ただ一言「助けて」と願いました。
契約は成立し、マミは魔法少女となることで奇跡的に生還を果たします。しかし、彼女の家族はその場で命を落としてしまいました。生き残った後も、なぜ家族も助けなかったのか、自分だけが生き延びてしまったのかと、自責の念に駆られながら日々を過ごしていくことになります。
計り知れない悲しみを背負ったマミでしたが、戦う運命を受け入れた彼女は、「悲しむ人を一人でも多く減らす」ことを決意し、魔法少女として魔女退治に邁進していくのです。家族を失い、魔法少女としての残酷な運命を背負っても、前を向いて努力する彼女の姿こそが、巴マミの最大の魅力の一つなのかもしれませんね。
「おめかしの魔女」キャンデロロ
マミの魔女の姿は、PSPのゲームソフト「魔法少女まどか☆マギカ ポータブル」で登場します。その名は「おめかしの魔女」キャンデロロ。ゲーム内では、「理想を夢見る心優しく、使い魔にさえ逃げられないようリボンで手足を縛っている寂しがり屋の魔女。結界へ来たお客様を決して逃さない」と説明されています。
心優しい魔女とされますが、結界に迷い込んだ人間は死ぬまで閉じ込められ、脱出できないようにするという恐ろしさも持ち合わせています。これは、面倒見の良いマミの性格が悪い方向に反映されてしまったかのようにも見えますね。
そして、彼女が魔女となる経緯もまた、非常に残酷です。マミが魔法少女になりたての頃、魔女に襲われている子供を救えなかった過去がありました。ゲーム内では、その魔女がある女性を襲っているところに遭遇し、戦闘を行うことになります。結果的にその魔女は倒せたのですが、助けた女性が、かつて救えなかった子供の母親だったことが判明します。女性はマミに対し、「どうして邪魔したの?」「なんで死なせてくれなかったのよ…あの子のいない世界なんて生きてても辛いだけよ」と告げます。
みんなを守るために戦っていたマミは、自分が不幸にした人が救われることはない、家族を助けて欲しいと願わなかったのは自分が卑怯で自分勝手だったからだ、あの時に一緒に死んでいればこんな寂しい思いはしなかったと絶望し、魔女となってしまうのです。
アニメ本編ではシャルロッテに食い殺されてしまうマミですが、ゲームではこんなにも絶望的な背景があったとは、本当に驚きですよね。彼女の物語の深さに、改めて胸を締め付けられる思いです。
アニメ本編でさえ衝撃的だったマミさんの物語ですが、その裏に隠された真実を知ると、きっともう一度本編を見返したくなるはずです。あの衝撃の第3話はもちろん、彼女の人間らしい葛藤や強さを改めてじっくりと味わってみませんか?
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新作映画『ワルプルギスの廻天』での考察
新作映画「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 〈ワルプルギスの廻天〉」のキャスト一覧にも巴マミの名前があり、まどか解説動画でも紹介されたコンセプトムービーにもその姿が映っていることから、新作映画での登場が確定しています。このコンセプトムービーから、マミの新作映画での活躍を考察してみましょう。
巨大な自由の女神像
コンセプトムービーの冒頭では、空からマミの顔に似た巨大な石像が落ちてくるシーンがあります。この石像は絵コンテに「マミの自由の女神像」と記されており、アニメ7話でさやかと戦った影の魔女の結界内にも自由の女神に似た像があったことから、本編との関連性が伺えます。
さやかとの共闘と新たな戦闘スタイル
次に、佐倉杏子と共に共闘するマミが映し出されます。このシーンでは、マミはいつものマスケット銃ではなく、さやかの剣を両手に持っています。何かしらの理由で、いつもの銃が出せなくなっているのでしょうか? これまで二人のみで共闘する場面はほとんど描かれておらず、剣を使うというこれまでのマミとは異なる戦闘を行う可能性もあり、どのように描かれるのか非常に楽しみですね。
悪魔ほむらとの壮大な戦いか
最後に、黄金のオーラをまとったマミが、大型の魔女らしき存在の上に乗って登場します。この魔女らしき存在は、第3話でマミを食い殺した魔女シャルロッテの姿に酷似しており、一部では渚の新たな姿と考察されています。
このシーンでマミは「誰と一緒の時も隠し事ばっかりね」と呟いており、これは本編で常に正体を隠していた暁美ほむらに向けられているように見えます。乗っている魔女らしき存在も、地球を出て宇宙に向かっているようにも見えませんか?
これらのことから、このシーンは宇宙の概念となった悪魔ほむらの元へ向かっており、マミと悪魔ほむらの壮大な戦いが描かれるのではないかとも考察されています。新作映画でも最強格の強さが見て取れるマミ。彼女がどのような活躍を見せるのか、今から期待が高まりますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。巴マミは、自分が弱い人間だと思いながらもそれを見せず、誰かのために努力する人間味あふれる姿が魅力的な人物です。第3話の衝撃的な死によって作品に多大なインパクトを与えましたが、その裏に隠された悲しい過去や、最強と称される実力、そして新作映画での活躍の可能性まで、彼女の物語は尽きることがありません。
この記事を読んで、改めて『魔法少女まどか☆マギカ』という作品、そして巴マミの魅力に触れていただけたなら嬉しいです。ぜひ、もう一度アニメを見返して、マミさんの奥深いキャラクターを再発見してみてくださいね。
