鬼滅の刃 柱稽古編の全12個の謎を徹底考察!アニメだけでは分からない伏線と衝撃の真実【ネタバレ注意】

アニメ「鬼滅の刃」の新章「柱稽古編」が始まりましたね! 刀鍛冶の里での激闘を終え、いよいよ鬼殺隊士たちの最終決戦に向けた、文字通り“柱”による総力強化訓練が描かれます。しかし、この柱稽古編には、アニメだけでは深く掘り下げられない、数々の謎や伏線が隠されていることをご存知でしょうか?

例えば、「なぜ鬼の襲撃がピタリと止んだのか?」「胡蝶しのぶはなぜ怒っていたのか、そしてなぜ稽古に参加しなかったのか?」「冨岡義勇の半々羽織に秘められた真実とは?」――この記事では、そんな多くのファンが疑問に思うであろう柱稽古編の全12個の謎について、徹底的に考察していきます。

作品をより深く理解し、無限城編へと続く物語の奥深さを感じていただけるはずです。ぜひ最後まで読み進めて、あなたも鬼滅の刃の世界をさらに深く体験してみませんか?

【ご注意ください】
この記事には、アニメ「鬼滅の刃 柱稽古編」および原作漫画「鬼滅の刃」最終205話までの内容のネタバレが含まれています。まだ作品をご覧になっていない方、ネタバレを避けたい方は、ブラウザを閉じることをお勧めします。

  1. 柱稽古編の始まりと鬼の沈黙:なぜ鬼は襲撃してこなかったのか?
    1. 禰豆子の太陽克服に注力するため
    2. 鬼側勢力の全体的なパワーアップのため
  2. 胡蝶しのぶの秘められた感情:怒りの理由と柱稽古不参加の真意
    1. 珠世との薬共同開発への葛藤
    2. 身体への毒蓄積による体調不良
  3. 不死川兄弟の葛藤:実弥が玄弥に目潰しした深い親心
  4. 冨岡義勇の「片代わり」:半々羽織に秘められた悲劇と覚悟
    1. 羽織の正式名称とその意味:「片代わり」
    2. 左側が錆兎の片身である意味:鏡越しの視点と痣の発現
  5. 鬼殺隊士の集中力:反復動作のメカニズムと実践者たち
    1. 炭治郎の反復動作と無限城での実践
    2. 同期たちの反復動作
  6. 獪岳と鳴女、上弦の数字の謎:空席の「上弦の伍」の真相
    1. 上弦の鬼の変遷と就任タイミング
    2. 獪岳が「上弦の伍」にならなかった理由
    3. 獪岳が鬼になった時期
  7. 悲鳴嶼行冥の過去と小夜の再会:感動的な伏線の回収
    1. 小夜の再会:無限城での隠の女性
  8. 炎柱・煉獄杏寿郎と水柱・冨岡義勇の幻の稽古:もし生きていたら…
    1. 冨岡義勇の稽古:受け身中心の訓練
    2. 煉獄杏寿郎の稽古:全集中・常中と刀の基礎
  9. 無惨の奥の手「黒血枳棘」の真実:使われなくなった理由
  10. 無限城編への道標:柱稽古編に散りばめられた7つの伏線
    1. 1. 珠世と鬼殺隊の共同戦線
    2. 2. 伊黒小芭内の刀の立ち筋矯正稽古
    3. 3. 不死川兄弟の和解
    4. 4. 隊士たちの犠牲
    5. 5. 不死川実弥と冨岡義勇の共闘
  11. まとめ:柱稽古編の謎を解き明かし、鬼滅の刃の世界をさらに深く
  12. 『鬼滅の刃』全シリーズをU-NEXTで楽しもう!

柱稽古編の始まりと鬼の沈黙:なぜ鬼は襲撃してこなかったのか?

刀鍛冶の里編が終結した後、鬼殺隊の能力底上げを目的とした柱稽古が始まりました。柱より下の階級の隊士たちが、柱の元を順番に巡り稽古をつけてもらうという過酷な修行です。

しかし、この時期に鬼の出没がピタリと止まるという異変が起きました。これまで常に人類を脅かしてきた鬼たちが、なぜ突然襲撃を止めたのでしょうか?その理由は主に2つ考えられます。

禰豆子の太陽克服に注力するため

最も有力な理由の一つは、鬼舞辻󠄀無惨が禰豆子の太陽克服に全力を注ぎたかったためです。刀鍛冶の里編で禰豆子が太陽を克服したことは、無惨にとって数百年越しの悲願達成への大きな一歩でした。

無惨は以前から、太陽を克服できる「青い彼岸花」を探させていましたが、その探索は成果がありませんでした。しかし、禰豆子という生きた太陽克服個体が現れたことで、無惨の目的は「青い彼岸花」の捜索から「禰豆子を捕獲し、その能力を取り込むこと」へとシフトしたと考えられます。

もし従来通り鬼に人間を襲撃させ続けていた場合、鬼殺隊との衝突が増え、禰豆子の居場所が特定されるリスクが高まります。無惨は鬼殺隊の動きを観察しつつ、禰豆子の捜索に集中するため、あえて鬼全体の襲撃を一時的に停止させたのではないでしょうか。無限城の能力があれば、どんなに遠方でもすぐに移動できるため、禰豆子の居場所さえ分かれば問題ないはずです。

鬼側勢力の全体的なパワーアップのため

もう一つの理由は、鬼殺隊との最終決戦(無限城編)に向けて、無惨もまた鬼側の勢力を全体的にパワーアップさせようとしていたためです。

鬼側のパワーアップには、2つの目的があったと推測されます。

  • 無限城に配置する鬼を増やすため: 柱や炭治郎たちが突入する無限城には、多くの雑魚鬼が配置されていました。これらの鬼を各地から招集するか、あるいは新たに増やすために時間が必要だったのかもしれません。
  • 上弦の空いた席を埋めるため: 刀鍛冶の里編では、上弦の伍・玉壺と上弦の肆・半天狗が死亡し、2つの空席ができました。無惨はこれらの空席を埋めるために、血を与えて他の鬼を強化し、成長したものから上弦に任命しようと考えていた可能性があります。実際に、鳴女は無惨から血を与えられ、さらに成長して上弦の肆に就任しました。

胡蝶しのぶの秘められた感情:怒りの理由と柱稽古不参加の真意

【ご注意ください】
このセクションには、胡蝶しのぶに関する重要なネタバレが含まれます。

柱稽古編では、胡蝶しのぶが怒りにも似た感情をあらわにするシーンや、柱稽古に不参加である理由が描かれます。常に笑顔を絶やさないしのぶが、なぜそのような感情を抱いていたのでしょうか。

珠世との薬共同開発への葛藤

しのぶが怒っていた理由の一つは、鬼である珠世との薬の共同開発を命じられたことへの葛藤です。鬼殺隊は無惨を倒すため、そしてしのぶ自身は姉・カナエを殺した童磨を倒すために、珠世と協力して無惨に有効な薬と、童磨を殺すための毒を開発していました。

カナヲの回想にもあるように、カナエを失う前のしのぶは怒りっぽい性格でした。鬼を心から憎むしのぶにとって、鬼である珠世と共同で作業することは、感情の制御が難しいほど耐え難いことだったのでしょう。鬼への嫌悪感を制御できない自分自身にも、苛立ちを感じていたと考えられます。

身体への毒蓄積による体調不良

しのぶが柱稽古に参加できなかった理由のもう一つは、童磨を倒すために自分の体に藤の花の毒を蓄積させていたため、体調が万全ではなかったからです。

童磨は「栄養が豊富だから」という理由で女性を好んで喰らう特徴があり、特に柱のような実力者は確実に喰って吸収するだろうとしのぶは踏んでいました。そのため、自分が童磨に喰われることで、体内に蓄積した毒によって童磨を内側から殺すという壮絶な計画を立てていたのです。

藤の花にはレクチンを中心とした強い毒性が含まれており、一度に大量摂取すれば吐き気、嘔吐、めまい、下痢などを引き起こし、重症化する危険性もあります。しのぶは体を慣らしながら少しずつ摂取していたとはいえ、公式ファンブック『鬼殺隊見聞録・弐』で水柱・冨岡義勇がしのぶについて「顔色が悪いことがある」と語っていることからも、柱稽古に参加できるような体調ではなかったことが伺えます。無惨への対抗薬開発が最優先だったとはいえ、しのぶ自身の体調も柱稽古不参加の大きな要因だったでしょう。

不死川兄弟の葛藤:実弥が玄弥に目潰しした深い親心

【ご注意ください】
このセクションには、不死川実弥と玄弥に関する重要なネタバレが含まれます。

風柱・不死川実弥の稽古では、弟の玄弥が兄の実弥に厳しく当たるシーンが描かれます。実弥は玄弥に「刀が使えないなら鬼殺隊を辞めろ」と迫り、鬼喰いを告白した玄弥に対し、凄まじい殺気を放って目潰しをしようとします。なぜ実弥は弟にそこまで酷な行動を取ったのでしょうか?

それは、弟である玄弥を心から思ってのことに他なりません。実弥は幼い頃、鬼になった母親から兄弟たちを守るために、自らの手で母親を殺すという悲劇を経験しています。唯一生き残った弟である玄弥には、長生きして幸せになってほしいと強く願っていたのです。

「お袋にしてやれなかった分も、弟や妹にしてやれなかった分も、お前がお前の女房や子供を幸せにすりゃ良かっただろうが」という実弥の慟哭は、その願いの深さを物語っています。実弥は、話し合いや少しの怪我では玄弥が鬼殺隊を辞めないことを理解していました。自分自身も鬼を招こうと体を傷つけるほど鬼を憎み、鬼殺隊として生きる覚悟を持っている実弥だからこそ、玄弥も同じような強い覚悟を持っていることを痛いほど分かっていたのでしょう。だからこそ、「目潰し」という極端な手段を用いてでも、玄弥を鬼殺隊から遠ざけ、生きてほしいと願ったのです。

冨岡義勇の「片代わり」:半々羽織に秘められた悲劇と覚悟

【ご注意ください】
このセクションには、冨岡義勇の過去に関する重要なネタバレが含まれます。

水柱・冨岡義勇の過去が判明し、彼が姉・蔦子に守られ、同期の錆兎と共に最終選別を受けたことが明らかになります。義勇が身につけている半々羽織は、亡くなった姉と錆兎の着物を半分ずつ縫い合わせたものだということは多くのファンに知られていますが、この羽織りにはさらに深い秘密が隠されています。

羽織の正式名称とその意味:「片代わり」

伊之助が義勇を「ハンハンバオリ」と呼んだことで、その呼び名が定着してしまっていますが、実はこの羽織には着物の仕立て用語として正式名称があります。義勇の羽織のように、右半身と左半身で紋様や色合い、生地が異なる着物を「片代わり(かたがわり)」と呼びます。

古くから日本では、故人の形見(かたみ)を身につけることは、故人を偲ぶと同時に故人の思いを受け継ぐという意味が込められています。義勇にとって、姉と錆兎の死は思い出したくないほどの悲しみでした。しかし、あえて形見として身につけ続けることは、当初は自らに罰を与える「自戒」のようなものだったのかもしれません。

しかし、最終的に炭治郎の言葉によって、義勇は姉と錆兎の命が自分を守った結果であることを受け入れ、二人の思いを背負い込み、生きていくことを決意します。その覚悟を象徴するかのように、彼は最終決戦を生き残り、柱の中で不死川実弥と並び立つことになりました。

左側が錆兎の片身である意味:鏡越しの視点と痣の発現

義勇の羽織りの右半分は姉・蔦子の着物(えび色)、左半分は錆兎の着物(吉兆紋様である鱗紋様)であることはご存知の通りです。実は、錆兎の片身が左側にあることにも意味があったと考えられます。

義勇は、炭治郎に言われた言葉から、かつて錆兎に言われたこと、そして錆兎に左頬を打たれたことを思い出します。さらに、柱としての覚悟と決意を持ち、姉と錆兎の思いを繋ぐことを決心し、猗窩座との激闘で痣を発現させたのも左側の頬でした。しかし、錆兎の特徴である口元の傷は右側にあります。

この左右の不一致には、「鏡」が関係しているという考察があります。他の人から見れば左側にあるものが、義勇が鏡越しで自分を見た時だけは右側に見えます。つまり、義勇だけは打たれた頬や羽織、痣が錆兎の傷と同じ右側に見え、錆兎と重なるように見えていた可能性があるのです。

これは、義勇が錆兎の言葉と決意を自分の中に映し込み、常に錆兎と共に戦っているという強い思いの表れなのかもしれません。

鬼殺隊士の集中力:反復動作のメカニズムと実践者たち

【ご注意ください】
このセクションには、作中の重要な戦闘描写に関するネタバレが含まれます。

岩柱・悲鳴嶼行冥の稽古では、炭治郎が「反復動作」を玄弥から教わります。反復動作とは、過去の痛みや怒りの記憶を思い出し、心拍や体温を上げて集中を極限まで高める技です。行冥が「南無阿弥陀仏」と唱えるのも、この反復動作の一環です。

炭治郎はこの反復動作を使い、動かせなかった大岩を動かすことができました。そして、この稽古で学んだ反復動作は、後の無限城での戦いで実際に活用されます。

炭治郎の反復動作と無限城での実践

炭治郎の反復動作は、まず大切な人の顔(家族)を思い浮かべること。そして、煉獄杏寿郎の「心を燃やせ」という言葉を思い出すことでした。この一連の流れで極限まで集中力を高め、無惨との戦いで片目を負傷しながらも立ち上がった炭治郎は、杏寿郎の言葉を思い浮かべます。

その後、一時的に昏睡状態に陥った炭治郎は、先祖・住吉の記憶から始まりの呼吸の剣士・継国縁壱(つぎくに よりいち)の「日の呼吸」の型を見つけ、12個の型を繰り返すことで「円環」をなし、13個目の型となることを理解します。これはまさに、岩柱の稽古で教わった反復動作が極致をなした瞬間と言えるでしょう。

同期たちの反復動作

炭治郎以外の同期たちも、それぞれ独自の方法で反復動作を実践していました。

  • 嘴平伊之助: 「天ぷら、ちょっと猛進!」と叫ぶこと。
  • 不死川玄弥: 行冥と同様に念仏を唱えること。
  • 我妻善逸: 育ての桑島慈悟郎(じいちゃん)を思い出し、「背中を蹴っ飛ばしてくれ」と自分を叱咤することで集中力を高めていました。片足が潰れながらも渾身の一撃を繰り出したのは、まさに反復動作による極限の集中力の結果です。
  • 栗花落カナヲ: 158話の童磨戦で、姉・カナエやしのぶを殺された怒りや憎しみを膨らませることで、反応速度を早め、童磨の血鬼術に対応していました。カナヲも炭治郎と同様に、大切な人を思い浮かべることで極限に集中力を高めたと考えられます。

獪岳と鳴女、上弦の数字の謎:空席の「上弦の伍」の真相

【ご注意ください】
このセクションには、上弦の鬼の構成や鬼殺隊の時系列に関する重要なネタバレが含まれます。

無限城編では、獪岳が上弦の陸、鳴女が上弦の肆に就任していることが判明します。しかし、上弦の伍は空席のままです。なぜこのような謎の隙間ができてしまったのでしょうか?これには、上弦の鬼の構成変化と就任のタイミングが関係していると推測されます。

上弦の鬼の変遷と就任タイミング

上弦の鬼のメンバーは、物語の進行とともに以下のように変化しました。

時期 上弦の壱 上弦の弐 上弦の参 上弦の肆 上弦の伍 上弦の陸 備考
遊郭編前 黒死牟 童磨 猗窩座 半天狗 玉壺 堕姫・妓夫太郎 6人健在
遊郭編後 黒死牟 童磨 猗窩座 半天狗 玉壺 獪岳 堕姫・妓夫太郎死亡後、獪岳が上弦の陸に就任と推測
刀鍛冶の里編後 黒死牟 童磨 猗窩座 空席 空席 獪岳 半天狗、玉壺死亡。上弦の肆・伍が空席。
無限城編突入時 黒死牟 童磨 猗窩座 鳴女 空席 獪岳 鳴女が上弦の肆に就任。上弦の伍は空席のまま。

この時系列から、獪岳は堕姫・妓夫太郎の死後、上弦の陸に就任した可能性が高いと考えられます。その場合、刀鍛冶の里編で半天狗と玉壺が死亡した際、上弦の肆と伍が空席になりましたが、獪岳はすでに陸にいたため、上弦の伍に繰り上がる必要がなかったことになります。

獪岳が「上弦の伍」にならなかった理由

獪岳が上弦の伍に繰り上がらなかった理由としては、以下の3点が考えられます。

  1. 実力が上弦の伍に相当しなかった: 善逸が獪岳を単独で撃破していることから、獪岳には上弦の陸以上の実力がなかったという見方もできます。
  2. 無惨の評価を得られなかった: 獪岳は無惨が直接鬼にしたわけではなく、黒死牟から血を分け与えられています。そのため、無惨から十分な評価を得られず、上弦の伍に昇格させてもらえなかった可能性もあります。鳴女は血鬼術が便利だったため無惨のお気に入りでしたが、獪岳の性格上、無惨に忠誠を捧げることはなく、お気に入りにはならなかったでしょう。
  3. 上弦の数字を整理する時間がなかった: 刀鍛冶の里編で半天狗と玉壺が死亡した後、無惨は禰豆子の太陽克服に注力し、上弦の数字を整理するよりもそちらを優先したのかもしれません。

また、鬼の順位は基本的には無惨によって決められますが、下位の鬼が上位の鬼に入れ替わりの決戦を申し出て勝利すれば、順位を繰り上げることができます。しかし、獪岳が上弦の陸に就任したのが遊郭編後だとすれば、その後は刀鍛冶の里編に突入し、玉壺が里に赴いていました。このため、獪岳が入れ替わりの決戦を申し出る機会がなかったことも考えられます。

獪岳が鬼になった時期

善逸の兄弟子である獪岳が鬼になった描写は、獪岳の回想で黒死牟に命乞いし、無惨の血を与えられて鬼になるシーンで判明しています。鬼殺隊の時系列から考察すると、炭治郎や善逸が鬼殺隊に入隊したのが大正4年1~2月頃、遊郭編が9~10月頃、刀鍛冶の里編が11月頃、そして柱稽古編が12月頃と予想されます。無限城編突入が大正5年1月頃とされています。

この流れから、獪岳が鬼になったのは善逸が鬼殺隊に入隊してから柱稽古編までの間であると推測されます。善逸と獪岳が戦う145話の扉絵では、獪岳が大福を着ている姿が描かれており、まだ鬼殺隊であったことが示唆されています。周囲に鬼殺隊士がいない状況で鬼になったため、情報が鬼殺隊に届いたのは獪岳が上弦の鬼になってからだったのでしょう。

そして、鬼になった情報が桑島慈悟郎に届き、彼が切腹した後、任務中だった善逸に知らせが届くまでには、タイムラグがあったと考えられます。遊郭編あたりに獪岳が鬼になっていた可能性も十分にあります。

悲鳴嶼行冥の過去と小夜の再会:感動的な伏線の回収

【ご注意ください】
このセクションには、悲鳴嶼行冥の過去と無限城編に関する重要なネタバレが含まれます。

岩柱・悲鳴嶼行冥の稽古を通して、彼の悲惨な過去が明らかになります。行冥は身寄りのない子供たちと寺で家族のように暮らしていましたが、ある日、鬼に襲われ、一人の女の子「小夜(さよ)」を残して他の子供たちは皆殺しにされてしまいます。小夜だけは行冥の言うことを守り、行冥の後ろに隠れていました。

行冥は小夜を守るため、夜が明けるまで鬼を殴り続け、小夜の命だけは守り抜きました。しかし、駆けつけた人々に対し、小夜は「あの人は化け物、みんなあの人が殺した」と証言してしまいます。まだ4歳の子供が極度のショックで混乱していたのは無理もないことですが、行冥は小夜にだけは信じてほしかったと絶望します。

単行本135巻の巻末ページでは、小夜が本当に言いたかったのは「行冥が殺したのではなく、鬼がみんなを殺した」ということ、そして事件のショックでまともに話せなかったことが判明しています。小夜は14歳になっても、行冥に謝りたいと強く思っているのです。

小夜の再会:無限城での隠の女性

そして、この小夜が実は本編に登場していたのではないか、という感動的な考察があります。無限城での最終決戦で、行冥は無惨に片足を切断されながらも戦い抜き、見事に無惨を打ち果たします。行冥が死へと向かう時、お寺で一緒に暮らしていた子供たちが彼の前に現れます。

その中で、行冥の手を握って涙を流していた謎の「隠(かくし)」の女性がいました。この女性が成長した小夜ではないかという考察が、SNSを中心に大きな反響を呼んでいます。明確な事実として描かれているわけではありませんが、小夜が行冥に謝るため、力になるために隠になり、最後の最後で再会できたのだとすれば、これほど感動的なエピソードはありませんね。

炎柱・煉獄杏寿郎と水柱・冨岡義勇の幻の稽古:もし生きていたら…

【ご注意ください】
このセクションには、煉獄杏寿郎と冨岡義勇に関するネタバレが含まれます。

柱稽古には元柱である宇髄天元も参加していますが、当初は参加しないと言っていた義勇や、無限列車編で殉職してしまった煉獄杏寿郎が生きていたら、どのような稽古を付けてくれたのでしょうか?

冨岡義勇の稽古:受け身中心の訓練

義勇は、自分は柱になれる人間ではないと思っていたため、当初は柱稽古への参加を拒否していました。しかし、炭治郎の説得によって過去を受け入れる決心をした義勇は、柱稽古に参加します。

作中では水柱の稽古が描かれる前に無限城編に突入してしまいましたが、義勇や炭治郎の水の呼吸は、攻撃を受け流したり、守備に優れていたりするのが特徴です。義勇独自の技である水の呼吸 拾壱ノ型「凪」は、前方からの攻撃を無効化する技でした。これらの特性から、水柱の稽古は「受け身を中心とした稽古」だったと推測されます。他の柱稽古と同様に、義勇に切り込みながら、水の呼吸の真髄である「受け」の技術を叩き込むような内容だったのではないでしょうか。

煉獄杏寿郎の稽古:全集中・常中と刀の基礎

もし煉獄杏寿郎が生きていたら、彼はどのような稽古を付けてくれたのでしょうか。

  • 全集中の呼吸・常中の習得: 無限列車編で炭治郎が全集中の呼吸・常中ができていることを見抜き、止血のための呼吸法を教えていた描写があります。このことから、炎柱の稽古は、全集中の呼吸・常中を教えることを主眼に置いていたと考えられます。
  • 刀の基礎と新たな呼吸の開花: 杏寿郎は外伝で、まだ柱になっていない甘露寺蜜璃に刀の稽古をつけていました。当時の甘露寺は炎の呼吸の使用者でしたが、後に自らの「恋の呼吸」を生み出しています。このことから、炎柱の稽古は、隊士それぞれの呼吸の刀の基礎を徹底的に叩き込み、「今の呼吸を極めるもよし、自分ならではの呼吸を生み出すもよし」という、個々の成長を促すような内容も含まれていたかもしれません。

無惨の奥の手「黒血枳棘」の真実:使われなくなった理由

【ご注意ください】
このセクションには、鬼舞辻󠄀無惨の能力と無限城編に関する重要なネタバレが含まれます。

柱稽古の最中に無惨が産屋敷邸に襲来し、産屋敷耀哉の爆発と共に柱たちが集結、無限城編に突入します。この時、いち早く駆けつけた悲鳴嶼行冥に対し、無惨は「黒血枳棘(こっけつききょく)」という技を放ちます。

黒血枳棘は、有刺鉄線のようなものを放つ技で、行冥を捕らえようとするかのように描かれました。しかし、この技はその後物語が終結するまで使われることはありません。また、無惨の技は通常、名前がなく、伸縮自在の腕や9本の鞭のようなもので攻撃することが多いため、黒血枳棘だけが名前を持つ技であったことにも疑問が残ります。

考察として、この黒血枳棘は無惨が以前から使っていた、人間を鬼にするための技だったという可能性が考えられます。棘のついた鉄線で人間を捕獲し、そこから無惨の血を注入することが可能だったのではないでしょうか。

しかし、無惨は珠世に薬を投入されてから、その薬を解毒するために繭のような姿に変貌します。そして、繭の中から再登場した際には、髪の色や姿が変わった新たな形態になっていました。この形態になってからは、背中から鞭のようなものを出して攻撃するようになります。

「もういい誰一人役には立たなかった鬼狩りは今夜潰す私がこれから皆殺しにする」という無惨の言葉通り、彼はこれまで作ってきた鬼たちを見限り、自らすべてを終わらせると宣言しました。鬼を作る必要がなくなった無惨は、黒血枳棘を使う必要がなくなり、より直接的な攻撃手段へと形態変化したのだと考察できます。

無限城編への道標:柱稽古編に散りばめられた7つの伏線

【ご注意ください】
このセクションには、無限城編での展開に関する重要なネタバレが含まれます。

柱稽古編は、単なる修行の物語ではありません。来るべき総力戦である無限城編に向けて、様々な重要な伏線が張り巡らされています。ここでは、その中から7つの伏線を紹介します。

1. 珠世と鬼殺隊の共同戦線

第131話で、珠世の隠れ家に烏が訪れ、無惨を倒すために協力を仰ぎます。これにより、鬼殺隊は珠世と共に、無惨を弱体化させる「老化の薬」「人間戻りの薬」「分裂阻害の薬」「細胞破壊の薬」の4つの薬を開発。しのぶの体に蓄積される毒の開発にも珠世は携わり、無限城編での無惨との戦いを大きく左右することになります。

2. 伊黒小芭内の刀の立ち筋矯正稽古

蛇柱・伊黒小芭内(いぐろ おばない)の稽古は、障害物の隙間を縫って伊黒に攻撃するという、刀の立ち筋を矯正するものでした。これは、対無惨戦で、味方の間を縫うようにして無惨への攻撃を仕掛ける練習となり、実戦でその成果が発揮される伏線でした。

3. 不死川兄弟の和解

無限城編で上弦の壱・黒死牟を撃破した後、玄弥が塵となって散っていく直前、彼は兄・実弥に謝りたいことを告白します。それは、幼い頃に自分を守ってくれた実弥を「人殺し」と責めてしまったことへの謝罪でした。柱稽古編での実弥の厳しさは、この和解へと繋がる深い愛情の裏返しだったのです。

4. 隊士たちの犠牲

柱稽古中、炭治郎、善逸、伊之助は他の隊士たちと共に食事をする場面がありました。炭治郎がおにぎりや魚の焼き方を得意とし、仲間たちから「おふくろ」というあだ名をつけられるほど、彼らは親睦を深めていました。しかし、無限城編では、これらの仲間たちが柱や炭治郎を無惨の攻撃から守るため、文字通り「肉の壁」となって次々と命を落としていきます。炭治郎を助けたのは、坊主頭の長倉だと言われています。

5. 不死川実弥と冨岡義勇の共闘

柱稽古中、炭治郎が義勇を訪ねた際、義勇は実弥との稽古で木刀を同時に折っています。一触即発の殺し合いに発展しそうなところを炭治郎が止めましたが、この「木刀が同時に折れた」という出来事は伏線になっていました。第190話、無惨に刀が有効だと分かると、柱たちは次々に刀を繰り出します。その際、実弥はとっさに義勇に攻撃を受けさせ、二人の刀を合わせることで赫刀(かくとう)を生み出します。柱稽古での手合わせや、木刀が折れたことで「実弥と義勇の力が拮抗している」と事前に分かっていたからこそできた連携でした。歪み合っていた二人が協力し、無惨に立ち向かっていくこの展開は、多くの読者を熱狂させました。

まとめ:柱稽古編の謎を解き明かし、鬼滅の刃の世界をさらに深く

鬼滅の刃「柱稽古編」に隠された12個の謎と、無限城編へと繋がる数々の伏線を徹底的に考察してきました。鬼の行動原理、柱たちの秘められた感情、そして鬼殺隊士たちの覚悟と成長――アニメでは語られなかった背景や、深く読み解くことで見えてくる作者の意図は、作品の世界をより一層豊かなものにしてくれます。

これらの考察を通して、あなたはきっと「もう一度あのシーンを見直したい」「この続きがどうなるのか、アニメで早く確かめたい」と感じたのではないでしょうか。柱稽古編は、単なる修行期間ではなく、最終決戦に向けた登場人物たちの内面的な変化や、戦いのための重要な準備期間であることが分かります。

この記事で興味を持った方は、ぜひご自身の目で「鬼滅の刃 柱稽古編」の物語を深く味わってみてください。一度観た方も、新たな発見があるはずです。

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