【ハンターハンター】神業に震える!天才的すぎる伏線回収7選【ネタバレ注意】

皆さん、こんにちは!『HUNTER×HUNTER』ファンの皆さんなら、この作品がただの少年漫画ではないことをご存知でしょう。

冨樫義博先生が紡ぎ出す物語は、単なる冒険譚に留まらず、哲学的な問い、複雑な人間関係、そして何よりも緻密に張り巡らされた「伏線」とその「回収」が、読者の心を掴んで離しません。

「まさか、あの時のあれが!?」と鳥肌が立つような瞬間は、『ハンターハンター』を語る上で欠かせない魅力の一つですよね。今回は、数ある伏線の中でも特に「天才的すぎる!」とファンの間で語り継がれる7つの伏線回収に焦点を当て、その驚くべき神業を徹底解説していきます。

あなたは、一体いくつこの伏線に気づいていましたか?この記事を読めば、あなたの『ハンターハンター』体験はさらに深く、濃密なものになること間違いなしです!

この記事には作品のネタバレが含まれています。ご注意ください。

ここからは、『HUNTER×HUNTER』の物語の核心に触れる内容が含まれます。未読・未視聴の方はご注意ください。

1. 雲を突き抜ける巨木、その正体は暗黒大陸への序章!「世界樹」の伏線

物語初期、天空闘技場での激闘を終えたゴンとキルアは、ゴンの故郷であるクジ島へと向かいます。そこでゴンはミトさんから、ジンが残した謎の箱を受け取ります。その中には、グリードアイランドの指輪、トロムカード、そしてカセットテープが入っていました。

テープを再生すると、ジンと思われる人物の声が流れますが、この時の背景に描かれていたのは、地上から雲の上まで突き抜ける巨大すぎる大木でした(第64話)。この時点では一切語られなかったこの大木が、まさか後の壮大な物語の入り口となる伏線だったとは、誰が想像できたでしょうか。

この伏線は、約13年の時を経て、会長選挙編の最後、第338話「事情」でその正体が明らかになります。ジンがゴンに書き残したメッセージを手がかりに、世界樹の頂上でジンとの再会を果たしたゴン。

ジンは、その巨木が「世界樹」であり、ごんたちの住む世界で最も高い木であるにも関わらず、実際は「成長の止まった若木」に過ぎないことを明かします。そして、本当の世界樹は、山脈に根を張りマグマを吸い上げ、天を超えてもなお巨大化する存在であり、その場所こそが「暗黒大陸」に広がると語られます。

第64話で描かれた大木は、その巨大さから見て暗黒大陸にある世界樹と見て間違いないでしょう。このことから、冨樫先生は1999年の時点で既に暗黒大陸についての壮大な構想を持っていたことが伺えます。しかし、残された謎もあります。ジンはまだ暗黒大陸へ行ったことがないと語っているにも関わらず、なぜ彼の語りの背景に暗黒大陸の世界樹が描かれていたのか?「実はあの時のジンはドン=フリークスだったのでは?」など、ファンの間で様々な考察が飛び交っています。

2. クロロの運命を記した「予言詩」、その衝撃的な内容と期限切れの謎

ヨークシンシティ編の中盤、幻影旅団の動向を探るネオン=ノストラードの未来予知能力「ラブリーゴーストライター」によって、クロロ=ルシルフルの未来が占われます。その予言詩の最後に書かれていたのは、衝撃的な四行詩でした(第96話)。

劇に供す。
新たに仲間を探すもいいだろう。
向かうなら東がいい。
きっと待人に会えるから。

この詩がどのような意味を持つのか、読者はその後の展開に注目しました。そして、この伏線は約2年後に回収されます。第149話「集結」で、旅団メンバーがグリードアイランド内で集結するシーンでその意味が明かされるのです。

「向かうなら東がいい」とは、ヨークシンシティから見て真東にあるグリードアイランドを指し、「待人」とは除念師アベンガネを意味していました。つまり、この予言はクラピカに刺された「ジャッジメントチェーン」を外すための重要な手がかりとなっていたのです。その後、旅団に加わったカルトの能力で探し出された除念師アベンガネは、ヒソカを介してクロロと引き合わされ、クロロは天空闘技場でのヒソカとの戦いを受けることとなります。

ラブリーゴーストライターの有効期限は1ヶ月間。そのため、この予言に関する伏線回収はクロロの下りで終了したかに思われました。しかし、天空闘技場での決戦後、ヒソカによって殺されるシャルナークの描写から、予言詩が期限を過ぎた今もなお継続しているのでは、と読者の間で噂されることに。これはファンの間での単なる憶測なのでしょうか?

3. 概念から実戦へ!「死後強まる念」が物語に与えた影響

「死後強まる念」という概念が初めて明かされたのは、ヨークシンシティ編の終盤。サザンピースのオークションで旅団メンバーと遭遇した際、フィンクスが語った言葉でした。

彼は、幻影旅団がクラピカを殺せない理由として、この「死後強まる念」を挙げました。これは、深い恨みや未練を持ったまま死ぬと、その念が恐ろしく強まり、執着の対象へ向かうというもの。この時点でクロロの心臓にはクラピカのジャッジメントチェーンが刺さっていたため、もしクラピカが死んだ場合、念の使えない無防備なクロロに対して、その怨念が襲いかかる可能性が高いと語られました。

その後、長らくこの概念が具体的に描かれることはありませんでしたが、約9年後のキメラアント編、ネフェルピトー戦でその恐ろしさが具体的に示されます。

全ての策を投げ出しゴンとの対峙を選んだピトーは、ゴンの圧倒的な力の前に倒れます。しかし、王メルエムを守るというピトーの執念は、死後強まる念となって莫大な念をまとって発動。既に絶命していたにも関わらず、ゴンの右腕を奪うという衝撃的な描写は、多くの読者にトラウマを与えました。そしてこれを境に、「死後強まる念」に関する能力が作中に度々登場することとなります。

死後強まる念が関連する主要キャラクターの能力

クロロ対ヒソカの天空闘技場での戦いでは、クロロが流星街長老から得た能力「サンアンドムーン」が、死後強まる念によって、その刻印や刻印を押した物体が本を閉じた状態でも消えないという特性を持っていました。対するヒソカも、クロロの人間爆弾によって窒息死するも、バンジーガムが死後強まる念となって発動し、心臓と肺を伸縮させて復活を遂げました。

現在進行中の王位継承戦でも、この概念は物語の根幹を成しています。例えば、第2王子カミーラの能力「猫の名前」は、カミーラの死がトリガーとなり、彼女を殺した者の命を持って自身を復活させるという、まさに死後強まる念が軸となる力です。また、第1王子ベンジャミンが持つ「ベンジャミンバトン」は、彼の私設兵団員の死によって、そのものの能力を受け継ぐ力。さらに、ツベッパの私設兵が持つ「余へぐ」は、標的にゆかりのあるものを小刀と共に携帯し、毎日呪い続け、自身が実施することで標的へと呪熱を発動します。

このように、重要キャラクター双方に「死後強まる念」が深く関わっていることから、作中でこの概念の重要度が増していることが分かります。中でも、ヒソカの復活劇においてバンジーガムがどのように変容したのか、今後の展開が最も気になるところですね。あなたはこの能力が次にどう使われると思いますか?

4. 脇役が物語を終わらせる?「ウェルフィン」の名前が示す伏線

キメラアントの団長ウェルフィンは、非常に疑り深く、嘘つきでずる賢い、まさにコクトタイプのキャラクターとして描かれました。一見するとモブキャラのような印象を与えがちですが、キメラアント編において彼は非常に重要な役回りを担うことになります。

人間であった頃、春(ハル)という名前でNGLに所属していたこと、そしてNGLを創設したジャイロを唯一の王として、また友として認めていたことを思い出したウェルフィンは、ネフェルピトーから吸収したスピリチュアルメッセージの要素がミックスされた特別製の円を展開します。この円によって、自身に向けられるただならぬ念、つまりメルエムの念を感じ取ったウェルフィンは、メルエムの元へと辿り着きます。

メルエムにその王としての根源を語るよう尋問されたウェルフィンは、王の圧倒的な力と殺意を前に、一瞬にして食われる未来を確信します。生への執着と不可避の死との境で、王に許された最後の一言として彼が選んだのは、通常であれば選択しえない単語「小麦(コムギ)」。

このウェルフィンの一言により、全ての記憶を取り戻したメルエムは「人類との戦いは終わった」と語り、小麦との軍儀を最後に絶命。キメラアント編は幕を閉じます。

ウェルフィンを英語にすると「Well Fin」。日本語訳すると「上手に終わらせる」という意味になります。この名前を伏線として、脇役のキャラクターが壮大なキメラアント編を終結へと導く重要な駒として描くとは、冨樫先生の構成力には驚かされるばかりです。

5. 盤上の戦いが物語の結末を暗示!「軍儀」に隠された緻密な伏線

練り上げられたキメラアント編のストーリーの中でも、多くの読者を驚かせたものの一つとして、メルエムと小麦の間で行われた軍儀の対局が、キメラアントとネテロ率いる討伐隊との最終決戦の伏線として機能し、見事に回収された構成が挙げられます。

軍儀の駒の中で、王将がメルエムを、忍(しのび)が小麦を暗示していることは、暗黒大陸編が始まる直前、単行本32巻の第339話「静寂」で、メルエムとコムギが手をつないでいったその横にある駒の描写から示唆されています。

この点を踏まえた上で、二人の対局を見てみましょう。メルエムは初めに、王将を盤の隅に孤立させる初期陣形を取ります。これは軍儀においては「悪手(さく)」と呼ぶべき配置。メルエムはこの陣形を「離れ隠士(はなれがくし)」と名付けました。

その後、この陣形を軸に打ち進めるメルエムが見せたのは、離れ隠士にとって肝(かなめ)と呼ぶべき一手「5五一中将」。これに対して小麦は「9二一中将 新タ」と返します。この手を見たメルエムは、この陣形が「白」、つまり既に検討がなされて勝ち目がない陣形であったことを瞬時に理解し、投了することになります。

実はメルエムが編み出した「離れ隠士」は、10年ほど前に小麦が既に生み出し「りこ」と名付けたものであり、さらに小麦自身によって対策を見出し「殺された」陣形でもあったのです。

そしてこれらの一連の流れは、キメラアントと討伐隊との攻防の中でも重要な場面とリンクしていました。

軍儀と最終決戦のリンク

軍儀の状況 最終決戦とのリンク
王将を孤立させる陣形「りこ」 ネテロは元より、王メルエムを護衛軍から孤立させる計画を立てていた。討伐隊に護衛軍の分断を指示し、巨額を投じゼノの力を借りたのもそのため。
メルエム自ら「りこ」を取る 結果的にはメルエム自らが場所を変えることをネテロに提案。王自らが孤立するという展開に。
「5五一中将」への「9二一中将 新タ」 メルエムとネテロによる作中屈指の戦いが繰り広げられた後、追い詰められたと思われたネテロが放った言葉「貴様は詰んでいたのだ。始めから。
陣形が「白」(勝ち目がない)と理解し投了 ネテロが「ローズ」を発動したことで、メルエムが孤立した時点で既に勝敗は決していた、つまり「りこ」の陣形は「白」であったという伏線を見事に回収。

その他にも一手一手に様々な伏線が散りばめられている軍儀を起点としたこのバトル構成は、冨樫先生の天才的実力を最も表した伏線回収の一つと言えるのではないでしょうか。この緻密さに気づいた時には、鳥肌が止まりませんでしたね!

6. 【単行本30巻表紙】12支んのポーズが示す「裏切り者」の正体

キメラアント編が幕を閉じるとともに会長選挙編がスタートした単行本30巻。その表紙には、後ろ向きで立つ12支んのメンバーが描かれていますが、よく見るとパリストンとサイユウの2人だけが後ろで手を組んでいます

これは一体どのような意味を持つのか、読者の間で様々な憶測を呼びました。そしてこの伏線は、暗黒大陸編の序盤で回収されることになります。

カキン帝国が全世界に向けて暗黒大陸進出を宣言した際、暗黒大陸探検隊の総責任者として表舞台に姿を現したのは、自身をネテロの息子と語る「ビヨンド=ネテロ」。50年以上も前から暗黒大陸攻略を虎視眈々と狙っていたビヨンドは、その目的のためにビヨンド隊を組織していましたが、そのメンバーの中でも参謀的役割を担っていた人物こそ、パリストンでした。

この事実を突き止めたクラピカとミザイストムは、パリストン以外にもビヨンド側からの内通者がいる可能性から捜査を進めますが、そこで名前が浮上したのがサイユウでした。つまり、単行本30巻での後ろで手を組むパリストンとサイユウの描写は、ビヨンド側として裏で手を組んでいること、すなわち内通者であることを表していたのです。あまりにも芸術的な伏線回収に、ただただ唸るしかありません。

これ以外にも、同じ30巻の表紙でポケットに手を入れているジン、ミザイストム、カンザイの描写があります。これは「手の内を隠している」と捉えることもできるのではないでしょうか?もしそうであれば、この3人は今後の暗黒大陸攻略において、さらなる重要な鍵を握っているのかもしれません。

7. 冷酷なリーダーから好青年へ…「クロロ=ルシルフル」の多重人格と真実

幻影旅団のリーダー、クロロ=ルシルフル。ヨークシンシティ編で興奮するウボォーギンに対して「俺が許す。殺せ。」と語る口調は、まさに殺戮集団のリーダーといった冷酷なイメージでした。

その後も、怒りで暴走するノブナガを一瞬で黙らせる凄みを見せ、クラピカに鎖で拘束された時には命の危機に瀕しても神音は全くぶれることなく、死を受け入れながらもクラピカを挑発。対ヒソカ戦では躊躇なく審判や観客を犠牲にするなど、冷静沈着で何事にも動じず、目的のためなら手段を選ばない冷酷さを感じさせます。

しかし、場面によってクロロの人物像は大きく異なります。ネオン=ノストラードとの会話ではそれまでのイメージと打って変わって好青年そのものであり、ウボォーギンの死を表した予言詩を見た時には涙まで浮かべます。さらにゼノ=ゾルディックとの戦いでは戦闘を楽しむ無邪気さをまとっていて、戦闘後には「じいさんありゃ盗めねぇわ」と団員の前では見せない砕けた口調も見せていました。

そして最も印象的なのは、ゴンからの「なぜ自分たちと関わりのない人たちを殺せるの?」という問いに対して、「自分を掴む鍵はそこにあるか」と自問自答する描写でしょう。

この自分を見失っているかのような意味深な発言や、前述した場面ごとの異なるキャラクター性から、『幽☆遊☆白書』の仙水のようにクロロは多重人格者なのでは、と読者の間で疑われることに。

しかし、この謎に対して、旅団過去編で実に22年越しに回答が提示されます。

幻影旅団が結成される3年前、流星街で優しく純粋な少年であった11歳のクロロは、特筆すべき才能を持っていました。それは卓越した演技力。清掃戦隊片付けジャーの演劇では一人で様々な役を演じ分けるクロロですが、特に悪役を演じた姿は観客を恐怖に震え上がらせるほどでした。

物語は進み、幼馴染であるサラサを殺されたクロロは、サラサの復讐と、外の世界でサラサのような被害者を出さないことを目的として掲げるとともに「自分をデザインする」と語ります。これらから判明したのは、現在のクロロの人格は、最も合理的にこの目的を達成するため、それに適した「キャラクター」をデザインして作り上げていた、そしてその才能を生かして「演じた」ものであった、ということでした。

しかし、前述した「自分を見失っているかのような発言」や、ヒソカに対する「人間とは面白いものだな」という人間を俯瞰するようなセリフからは、本当の自分を模索しているようにも感じられます。ブラックホエル号で彼の人物像がどのように描かれるのか、皆殺しの描写がどのような意味を持つのか、今後のクロロから目が離せません。

『ハンターハンター』の伏線をU-NEXTで再確認しよう!

いかがでしたでしょうか?今回ご紹介した7つの伏線以外にも、『ハンターハンター』には数えきれないほどの伏線が張り巡らされています。冨樫義博先生の天才的な構成力と、長年の構想の末に回収される伏線の数々には、ただただ驚かされるばかりです。

文字で解説を読んだだけでもその緻密さに驚きますが、やはり作中の描写やキャラクターの表情、セリフの一つ一つから、その伏線が回収される瞬間の衝撃を体験してこそ、『ハンターハンター』の真髄を味わえるというもの。

「もう一度、最初から見直してみたい!」「あのシーンの意味をもう一度確かめたい!」そう感じた方は、ぜひU-NEXTで『HUNTER×HUNTER』を視聴してみてください。

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まとめ:冨樫義博が織りなす「神の伏線」をこれからも見届けたい

『HUNTER×HUNTER』は、読者の予想をはるかに超えるスケールと、計算し尽くされた物語で私たちを魅了し続けています。今回解説した伏線回収の数々は、そのほんの一部に過ぎません。

未回収の伏線もまだ多く、今後の展開がどうなるのか、期待に胸が膨らみますね。冨樫義博先生が織りなす「神の伏線」の数々を、これからも私たちファンは全力で見届けたいと強く思います。

この記事が、皆さんの『ハンターハンター』への理解を深め、作品への愛を再燃させるきっかけとなれば幸いです。ぜひ、U-NEXTで作品を振り返りながら、あなたなりの新たな発見を見つけてみてくださいね!

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