皆さん、こんにちは!ガンダムの世界は奥深く、その魅力は尽きることがありませんね。特に近年公開された『機動戦士ガンダム ジークアクス』は、ファンの間で大きな話題を呼んでいます。しかし、この作品を真に理解するためには、約45年前に富野由悠季監督が記した「初代機動戦士ガンダムの初期稿」、そして「小説版ガンダム」の存在が欠かせないことをご存知でしょうか?
アニメ本編では削除された幻のエピソードや設定が、実は『ジークアクス』に驚くほど多くの共通点として息づいているのです。ルナツー攻略戦、グラナダ地下の秘密、シャリア・ブルのニュータイプ部隊、そして隠された新兵器…これらが見覚えのあるワードだと感じたら、きっとあなたは既にこの深淵に足を踏み入れていますね。
この記事では、知られざるガンダムの初期設定と、それが『ジークアクス』にどのように影響を与えているのかを徹底的に解説・考察していきます。今まで見えてこなかったガンダム世界の真層が、きっと見えてくるはずです。
幻の52話構成!富野監督の初期稿に隠された衝撃の展開
初代『機動戦士ガンダム』はテレビ放送で全43話でしたが、実は当初は全52話構成で企画されていたことをご存知でしょうか?視聴率不振やガンプラの売上不振により短縮されたこの幻の物語には、テレビ版では描かれなかった数々のエピソードが詰め込まれていました。
テレビ版と初期稿の違いは、特に第37話以降の終盤に顕著です。テレビ版がテキサスの攻防からわずか7話でア・バオア・クー決戦まで駆け抜けるのに対し、初期稿ではなんと16話ものボリュームで、以下の壮絶な戦いが描かれる予定でした。
- テキサスの攻防
- シャリア・ブル死亡(しかしその後も部下たちが猛攻)
- ルナツー防衛戦
- グラナダ攻略戦
- ジュピター船団攻略戦
- ソーラ・レイ攻略戦
- ア・バオア・クー攻略戦
この初期稿では、シャアはモビルスーツを次々と乗り換え、シャリア・ブルの部下であるニュータイプたちがガンダムの前に立ちはだかります。特に注目すべきは、ララァとシャアのニュータイプとしての会話がよりダイレクトに描かれ、ララァがシャアに対して「戦う自分を証明したい」と強く願う一面や、「私ならアムロを倒せる」と自信過剰な言動を見せる点です。
そして、テレビ版とは全く異なる展開を見せるのが、ギレン・ザビとキシリア・ザビの描写です。ギレンはソーラ・レイをインスタント兵器として量産しようと目論み、ザビ家中心の絶対的階級社会を目指す恐ろしい野望を抱いていました。これに対し、アムロとシャアが「ギレンこそ真の敵」と認識し、なんと二人が共闘してギレンを倒すという、まさに激アツの展開が用意されていたのです。
また、アムロの父テム・レイの悲劇的な最期も初期稿で明かされています。フラナガン機関の理論を連邦に横流ししたことで、フラナガン機関に殺されるという衝撃的な結末です。
富野監督の「実験作」!小説版ガンダムが描くもう一つの宇宙世紀
次に、1979年に発売された小説版『機動戦士ガンダム』について掘り下げていきましょう。これはアニメ版を小説化したものと思われがちですが、実際には「何もかもが違う」と言わざるを得ない、まさに富野監督による「実験作」なのです。
小説版では、アムロは19歳の軍人候補生として登場し、カイやハヤト、リュウと共に新人パイロット候補生の一員です。セイラも20歳の志願兵で通信兵を務めており、サイド7のザク襲撃からガンダムに乗り込むところまでは同じですが、その後はアニメ版とは大きく異なる展開が待ち受けます。
- ホワイトベースは「ペガサス」と名を変え、ルナツーに逃げ込む。
- 民間人は全員降ろされ、アムロたちはレビル将軍にニュータイプ部隊として扱われる。
- テキサスコロニーでの戦いで、ララァがアニメ版よりも早い段階で戦死。
- アムロとセイラが肉体関係を持つなど、より生々しい人間ドラマが描かれる。
- ニュータイプであるクスコ・アルが登場し、アムロとの複雑な関係性が描かれる(後にアムロの手で戦死)。
- ランバ・ラルが地球ではなくサイド3に登場し、ギレンの手駒として働く。
- 最終決戦で、アムロはルロイ・ギリアムによって戦死し、連邦側の主人公がカイに引き継がれるという衝撃の展開。
- 連邦軍の戦闘能力が粉砕され、ジオが勝利する形で終戦。シャアはジオ軍の再建に着手し、ブライトたちもそれに協力するという、アニメ版とは真逆の結末。
小説版に登場するモビルスーツも極端に少なく、ジオン側はザクとリック・ドム、連邦側はガンダム、ガンキャノン、ジム、ミスターボールのみ。ゲルググやギャン、ゴッグ、ズゴックといったお馴染みのMSは登場しません。これは、初代ガンダムがザクしか登場しない予定だったという初期構想を不完全ながらも実行した結果と言えるでしょう。
このように、小説版はアニメでは映像で語られたキャラクターたちの感情や、戦場のリアルな生活(例:若者たちの共同生活)、ニュータイプたちの思考(「リープ」という概念)を、文字で詳細に描き出すことに挑戦しています。
『ジークアクス』の謎を解き明かす鍵は、45年前の資料にあり!
さて、ここからが本題です。これら富野監督の初期稿や小説版の要素が、いかに『機動戦士ガンダム ジークアクス』に色濃く影響を与えているのかを見ていきましょう。
シャロンのバラの正体は?ララァの思念が宿ったデバイス説
『ジークアクス』における最大の謎の一つ、「シャロンのバラ」。グラナダの地下に格納され、サイコミュやニュータイプの感応に強く関連するこの謎のオブジェクトは、ソロモン落下阻止作戦時にゼクノバ現象と共に消失し、現在は地球にあるとされています。
このシャロンのバラの正体は、富野監督の初期稿に登場する「エルメスとララァ」に共通点が見出せます。初期稿では、グラナダの地下に隠されたエルメスのララァが、遠隔操作のビット兵器「毒」で連邦軍を迎え撃っていました。『ジークアクス』のシナリオが富野メモを参考にしていると考えると、シャロンのバラは本質的に「エルメスのララァ」であり、サイコミュ兵器の遠隔操作やその支援を行うデバイス的な役割を担っていたと推察されます。
シャーがソロモン攻略戦の時点でビット兵器を扱えるほどニュータイプ能力が高いのは、シャロンのバラ(ララァの思念)が彼に力を与えていたからだと考えられます。劇場特典の設定画に描かれたシャーの見たキラキラのビジョンの中心に「とんがり帽子のハス」というメモがあること、そして安野氏の初期脚本にララァが使用した「毒」がシャーの兵器として登場していることからも、この説は濃厚です。
初期脚本ではシャロンのバラの言及が少ないことから、これは安野氏の1年戦争パートと、もう一人の脚本家が担当した『ジークアクス』パートを繋ぐ後付けの「ブリッジ」の役割があったと推測できます。
シャアは赤いガンダムの中にいる?アムロの悲劇的な末路
『ジークアクス』でシャアがゼクノバ現象の後に消息不明となり、その後のシナリオで赤いガンダムに乗る少年・修二が「戦えとガンダムが言っている」と発言することから、シャアの思念が赤いガンダムに宿っているという説が浮上しています。これは『ガンダムナラティブ』のフェネクスのように、ニュータイプ能力が極限まで高まることで、人の魂とサイコミュ搭載のガンダムが一体化する現象と似ています。
もしシャアの思念がガンダムに宿っているのであれば、彼はララァ(シャロンのバラ)を求めるために、修二を導いて地球へ向かっていると考えられます。
そして、最も気になるアムロ・レイの行方ですが、富野メモや安野氏の初期脚本から、悲劇的な結末を迎えている可能性が高いとされています。テム・レイがフラナガン機関に殺されたという初期稿のシナリオが『ジークアクス』でも踏襲されていると仮定すると、ガンダムの量産化が進んでいない状況から、テム・レイの開発した技術が失われたことが伺えます。
さらに、安野氏の初期脚本では、セイラが元々軍人であったと示唆される描写があり、小説版のアムロも軍人としてサイド7のザク襲撃で死亡した可能性が指摘されています。しかし、脚本上アムロに関する直接的な言及はほとんどないため、『ジークアクス』の世界ではアムロの結末は視聴者の想像に委ねられている、というのが現在の結論と言えるでしょう。これは、物語がシャアと修二という「2つの世代の2人の主人公」に焦点を当てている制作上の判断だと考えられます。
修二に関しては、彼がシャロンのバラの存在や居場所を知っていることから、ゼクノバ時にララァやシャアの思念を観測し、4次元以上の世界と繋がった可能性があると考察されています。また、彼が地球のニュータイプ研究所の被験体であり、アンキーらの協力で脱走してきた少年であるという推測も成り立ちます。
いかがでしたでしょうか?『機動戦士ガンダム ジークアクス』を深く理解するためには、過去の資料、特に富野監督の初期稿や小説版を知ることが、いかに重要かお分かりいただけたかと思います。
これらの知られざる設定や伏線が散りばめられていることで、『ジークアクス』は単なる新作アニメに留まらない、ガンダム世界の歴史そのものを再構築するような深みを持っています。アニメ本編を視聴するだけでは決して得られない、考察の面白さがここには詰まっていますね。
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まとめ
『機動戦士ガンダム ジークアクス』は、単体でも楽しめる素晴らしい作品ですが、富野監督の初期稿や小説版といった歴史的資料と照らし合わせることで、その魅力はさらに増幅されます。シャロンのバラ、シャアとアムロの真の結末、そして修二の存在など、作品に散りばめられた謎が、過去の設定と見事にリンクしていることが明らかになりました。
ガンダムという物語が持つ多角的な魅力、そして世代を超えて受け継がれる「魂」の存在を感じ取っていただけたでしょうか。ぜひ、今回紹介した情報を参考に、あなた自身の目でガンダム世界の深層を探求してみてください。きっと新たな発見と感動が待っていますよ!
