「イケメンモテモテ粉バナナ系主人公」──そう呼ばれる男、夜神月をご存知でしょうか? 全国模試1位の天才的な頭脳を持ちながら、デスノートで悪人を裁き、犯罪のない理想の新世界を築こうとした彼。しかし、Lやニア、メロといった天才たちの活躍によって追い詰められ、ついに迎えた最終決戦で歴史的大敗を喫してしまいます。
その壮絶な「人生の終わり」は、あまりにも取り乱し、大騒ぎする彼の姿がコラ画像やMAD動画の素材として長く愛されることになりました。今回は、そんな夜神月の衝撃的な「騒ぎっぷり」の数々を軽く解説しつつ、なぜ彼は尋常じゃないほど取り乱し、あそこまで騒いだのか? その真の理由を真面目に考察していきましょう。
夜神月を語る上で外せない! 伝説の「騒ぎ」シーン4選
デスノート最終章の夜神月は、もはや全てのシーンがネタの宝庫と言っても過言ではありません。その中でも特に有名な4つのネタシーンを厳選してご紹介します。
1. デスノートを代表する迷言「粉バナナ」
夜神月の「騒ぎ」シーンの代表格といえば、やはり「粉バナナ」でしょう。ニアを倒すためのデスノートが偽物だと発覚し、ついにキラだと確定してしまった時、なんとか言い逃れようと叫んだ「これは罠だ!」という言葉が、あまりにも必死すぎて「粉バナナ」と聞こえてしまう空耳アワーです。
普段の完璧なイケメンぶりと、この必死すぎる姿のギャップが凄まじく、ネット界隈では瞬く間に有名になりました。この有名さゆえに、月を「イケメンモテモテ粉バナナ系主人公」と呼ぶ人がいるのもうなずけますね。ひどいコミカルさ……いや、粉バナナ!
2. 独特すぎる「変なポーズ」
「粉バナナ」と並んで有名なのが、月が必死に叫びながら披露した「変なポーズ」です。自分が正しい、正義であると主張するべく、後ろを振り向きながら腕を広げたシーンは、なかなかシュールな印象を残しました。スマブラのドンキーコングのアピールに近いという声もありますが、確かに言われてみれば納得です。
3. インパクト大!「松田ふざけるな」
顔のインパクトでいえばナンバーワン間違いなしの「松田ふざけるな」も外せません。月が逆転を狙い、腕時計に仕込んだデスノートにニアの名前を書こうとした際、まさかのキラ捜査員・松田が発砲して妨害! その時の月の形相と「ふざけるな」という叫びは、読者に強烈な印象を与えました。
このセリフから「松田がふざけて発砲した」という衝撃の事実が発覚したことも、ファンにとっては驚きだったのではないでしょうか。
4. 漫画版限定の断末魔「死にたくない」
漫画版のみに存在する、月の最後の叫び「死にたくない」も忘れてはいけません。「バカ野郎がふざけた」せいで敗北が決まった月は、最終的にデスノートを人間界に落とした張本人である死神リュークに助けを求めます。
しかし、リュークは「俺にすがるようじゃお前は終わりだ」とノートに月の名前を記述。心臓麻痺で死ぬまでの40秒間、月は「死にたくない!死にたくない!牢獄も嫌だ!」と、あれもこれも嫌だとだだをこね、取り乱し怒り狂いました。どんなに足掻いても運命は覆らず、月は最期を迎えました。バカ野郎とリュークに続けてふざけられた月が、取り乱すのも無理はありませんね。
なぜ夜神月はあそこまで大騒ぎしたのか? 真の理由に迫る!
松田に「ふざけて発砲され」、リュークに「ふざけてノートに名前を書かれ殺される」という理不尽の連続によって命を落とした夜神月。しかし、なぜ彼はあんなにも異常なまでに取り乱し、大騒ぎしたのでしょうか?
誰だって死ぬのは怖いので、「死の恐怖で取り乱したから」と言われればそれまでかもしれません。ですが、月には以前、父親の夜神総一郎に銃を向けられ、命の危機を感じたシーンがあります。その時、彼は必要以上に大騒ぎすることなく、ごく普通の反応を示しました。
つまり、「ニアに敗北した時の大騒ぎライト君」と「総一郎に銃を向けられた時のノーマルライト君」という2つのパターンが存在するのです。これでは一概に死の恐怖だけで取り乱したとは言い切れませんよね。
では、なぜニアに敗北し、リュークに名前を書かれた時だけ、月は大騒ぎしたのでしょうか? 心臓麻痺は銃で撃たれるのと違い、一瞬ではなく苦しみを味わうから? それともリュークに面白いものを見せるために体を張って笑わせようとした? デスノートファンのために、残された時間でネタ素材を提供してくれたのでしょうか……?
実は、総一郎に銃を向けられた時の月は、デスノートに関する記憶が消えていた時期でした。この記憶の有無こそが、答えを探すカギになります。
死神リュークが語った「死後の無」という真実
その答えの一つとして考えられるのが、リュークと出会ったばかりの月が聞いた衝撃の真実です。
「デスノートを使った人間が天国や地獄に行けると思うな」
「天国も地獄もない 生前何をしようが死んだ奴の行くところは同じ 死は平等だ」
「死んだ後に行くところは…無である」
このリュークの言葉を知っていたかどうかが、月の死に直面した時の違いを生んだと考察できます。
- ニアに敗北した夜神月:「死んだら無になる」ことが怖かったから大騒ぎした
- 総一郎に銃を向けられた夜神月:記憶を失っていたため、死んだらどうなるか知らなかったから大騒ぎしなかった
この説は非常に説得力があります。リュークの瞳に映る、ノートに名前を書かれる直前の月の顔が、ひどく怯えているように見えるという考察も存在するほどです。月は、「無になること」を心から恐れていたのかもしれません。
なぜ「無」が怖かったのか? 選ばれし者だけの世界を信じていた?
では、なぜ月は「死後、無になること」を恐れたのでしょうか? 彼は元々、死後どうなるかについて何かしらの考えを持っていて、リュークによってそれが否定されたからこそ、恐怖した可能性が高そうです。
天国も地獄もないという真実を知った時には余裕の表情だったことから、単純に天国へ行けると思っていたわけではなさそうです。だとすれば、ギリシャ神話の英雄の魂が送られるとされる「エリシオン」のような、「選ばれし者」だけが行ける場所が存在すると信じていたのではないでしょうか?
月はデスノートで悪人撲滅活動を行い、自分が正義だと認められることで、死後には凡人には決して辿り着けない、選ばれし者だけが歩める素晴らしい道が続いていると信じていたのかもしれません。しかし、自分が凡百の雑魚と同じ「無」になるなんて、到底納得できなかったのでしょう。
リュークと出会った直後の月のセリフ「僕はどうなる?魂を取られるのか?」という問いも、魂を取られてはエリシオンのような場所へ行けないのではないか、と真っ先に確認したかったがゆえの言葉だったのかもしれません。
現実主義に見える月が神話や宗教を信じていたというのは一見すると意外ですが、リュークという死神の存在を目の当たりにしたことで、神話の世界のような死後の世界があることを信じてもおかしくない状態だったと考えられます。もしかしたら、彼が「新世界の神」となることを志したのも、神となることで「死」という絶対的な概念を克服したかったからなのかもしれませんね。
ここまで読んで、夜神月の壮絶な最期と、その裏に隠された複雑な心理に触れたあなたは、きっともう一度「デスノート」を見返したくなっているのではないでしょうか?
あの緻密な頭脳戦、キャラクターたちの葛藤、そして衝撃的なラストシーンは、何度見ても新たな発見があります。特に今回の考察を踏まえて見れば、月の最期の「騒ぎっぷり」も、これまでとは違った視点で見えてくるはずですよ。
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まとめ:「知らない方がいいこと」もある?
今回は、夜神月の壮絶な最期における「騒ぎっぷり」に注目し、その真の理由を考察してきました。単なる「死への恐怖」だけでなく、リュークから聞かされた「死後の無」という真実、そして彼が抱いていた「選ばれし者だけが行ける場所」への強い願望が、あの異常なまでの取り乱しに繋がったのかもしれません。
もし、月がリュークに「死後どうなるか」を聞いていなければ、あそこまで大騒ぎせずに済んだことでしょう。今回の考察が、「世の中には知らない方がいいこともある」という、デスノートが突きつける深遠なテーマの一端を垣間見る教訓になれば幸いです。
ぜひ、あなた自身の目で「デスノート」の世界を再確認し、夜神月の最期の叫びに込められた真意を感じ取ってみてくださいね。
